1作目はグンバツに面白かったが・・・。
オリジナルのヒット作品があると、二匹目、三匹目のドジョウを狙いたいというのは映画製作会社の考えること。これまで、どれだけ多くのシリーズ化された映画が公開されてきたことか。
映画(洋画)を劇場で見始めた時期が「続編」からだったという映画があり、オリジナルを見る前で「面白かった」と評価したが、あとからオリジナル作品を見て比べるとやはり物足りなかったと思うことも多い。
続編を先に見た映画としては「続・夜の大捜査線」「続・荒野の七人」「ターミネーターII」「マッドマックス2」、「007シリーズ」で最初に見た2代目ボンド・ジョージ・レーゼンビーの「女王陛下の007」などがある。これらは、どれも面白かったし、オリジナルを見たあとでも「悪くない」作品だったと思ったのだが。
「女王陛下の007」はリアルタイムで見た最初の「007」だったが、ショーン・コネリーのボンドを見てきた007ファンや評論家などの評価は、2代目ボンド・ジョージ・レーゼンビーは、線が細いのなんのと否定的な意見が多かったようだ。
映画の評価も低かったようで、レーゼンビーはこの作品だけでお払い箱となった。
後に、この映画も再評価されていったようだが。音楽とアルプスの雪山シーンの迫力などは圧巻だった。スキンヘッドのテリー・サヴァラスを初めて見た映画だった。テリーは、あとからみた「明日なき十代」(1961)で映画デビュー。続く「終身犯」(1962)ではアカデミー賞助演男優賞候補になった。後にテレビドラマ「刑事コジャック」(1973ー1990)で有名になった。
「続・荒野の七人」は、ユル・ブリンナー以外は、俳優は総入れ替え。テレビ西部劇の草分け「ララミー牧場」のジェス役(写真右)で日本で圧倒的な人気を誇ったロバート・フラーが、クレジットの2番目の配役。ウォーレン・オーツも七人のうちのひとりだった。オーツは、このあと「夜の大捜査線」で、ティッブス刑事(シドニー・ポワチエ)を誤認逮捕する警官を演じたあと「ワイルドバンチ」や代表作となった「デリンジャー」「ガルシアの首」などの活躍へと続いた。スペイン出身の比較的地味な俳優のフェルナンド・レイは神父役だったが、このあと、ルイス・ブニュエル監督作品(「哀しみのトリスターナ」など)や、ウイリアム・フリードキン監督の名作「フレンチ・コネクション」で国際スターの仲間入りをした。
シリーズで成功していると思われるのは、独断と偏見で挙げれば「スター・ウォーズ」「猿の惑星」「ダーティ・ハリー」「ゴッドファーザー」(PartIとII)「96時間」「バットマン」の新シリーズ「ダークナイト」「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」に始まる「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説&最後の聖戦」、”イーサン・ハント”(トム・クルーズ)シリーズの「ミッション・インポッシブル」などがある。
オリジナルの傑作と比較すると、どう見てもイマイチ、失敗と思われるのは「サイコ」「ロッキー」「ダイ・ハード」「エクソシスト」「荒野の七人」「ロボ・コッブ」「スピード」「ジョーズ」などなど。「ダイ・ハード」は1988年の作品で,日本では1989年に公開されたが、ダイ・ハード(「頑固者」の意味)は、この20年の間の最高に面白いアクション映画となった。シリーズとして計5本製作されたが、カー・アクションなどのみ強調されて、尻つぼみになった印象(まともに見ていないが・・・)。アラン・リックマンは、スクリーン初見参だったが、この映画の知的かつ悪役ぶりのインパクトが絶大だった。
「007」など、ボンドが代替りして、途中で、マンネリ化しやや下火になったかに見えたが、ダニエル・クレイグ・ボンドが登場してから、初代コネリー・ボンドに負けず劣らず、人気を吹き返した気がする。
今年、これから公開される続編シリーズには、「ハンガー・ゲーム FINAL レジスタンス」「マッドマックス 怒りのデス・ロード」「ジュラシック・ワールド[3D]」「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」「Ted 2」[007 スペクター」などが控えている。一番の期待は「007スペクター」か。
出典eiga.com
ジェニファー・ローレンス主演でスーザン・コリンズによるベストセラー小説を映画化した「ハンガー・ゲーム」シリーズの3作目で、完結編「ハンガー・ゲーム FINAL」2部作の前編。前作に続き「コンスタンティン」「アイ・アム・レジェンド」のフランシス・ローレンスがメガホンをとる。
6月5日(金)全国ロードショー
6月20日(土)全国ロードショー。
■ジュラシック・ワールド[3D]
■ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション
人気シリーズ『ミッション:インポッシブル』の第5弾。メガホンを務めるのは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』にも携わり、『アウトロー』(監督・脚本)や『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(脚本)でもトム・クルーズの信頼が厚いクリストファー・マッカリー。
絶対不可能なミッション発令!映画史上最高のスパイ、不可能を可能にする男イーサン・ハントに、史上最難関なミッションが発令される!! 8月7日(金)全国公開
■Ted 2
R指定オリジナルコメディ映画史上ナンバー1の歴史的ヒットを記録した映画『テッド』の第二弾。セス・マクファーレンが再びメガホンをとり、テッドの親友ジョン・ベネット役としてマーク・ウォールバーグが続投。さらに、新たなヒロインをアマンダ・セイフライドが演じることが明らかとなっている。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。