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<span itemprop="headline">ドラマ「下町ロケット」(第4話)佃製作所のプライドが黙ってない。</span>

阿部寛が主演のTBS日曜劇場「下町ロケット」の第4話は、平均視聴率は17・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが9日、分かった。第3話からは微減となったが、引き続き好調をキープしている。

初回16・1%、第2話17・8%、第3話18・6%と推移。
4週連続して15%超えとなった。

原作は池井戸潤直木賞受賞作。
宇宙科学開発機構の元研究員で、実家の町工場・佃製作所を継いだ佃航平(阿部寛)がロケットのエンジン開発に情熱を注ぐ姿を描く感動エンターテインメント巨編。

池井戸潤原作をドラマ化した「半沢直樹」「ルーズヴェルト・ゲーム」を手掛けた脚本・八津弘幸氏、演出・福澤克雄氏が三たびタッグを組んだ。

・・・
第4話は、佃(阿部寛)の夢に共感した帝国重工の宇宙開発事業部長・財前(吉川晃司)は部品供給のテストをしたいと上司の水原(木下ほうか)に進言。

しかし、財前のやり方に不満を抱く水原は、主任・富山(新井浩文)に佃との交渉を任せる。「ポスト財前」の立場を狙う富山は、水原の息がかかった社員を引き連れ、意気揚々と佃の製作所へ向かった。


   「過剰設備じゃないですか。中小企業のくせに・・・」と嫌味たっぷりの帝国重工社員たち

一方、佃は部品供給のテストの趣旨を社員たちに説明。
しかし、不満の声が上がり、佃は自分の経営者としての資質に疑問を持つ。
その中、佃の元に、かつて宇宙科学開発機構で同期だった三上(吉見一豊)から連絡が入る・・・という展開だった。


・・・
ドラマは、これでもかという憎々しい悪役がいて、そういったワルがギャフンとなるところが見所。今回は、ネチネチ敵役を好演した帝国重工の検査担当役の戸次重幸「中小企業はお気楽でいいよな」などと嫌味たっぷりだった。

大企業のおごり、下請け会社を見下す態度に腹立たしさを覚えるが、そんな輩に鉄槌を下す展開が面白い。

帝国重工の無理難題の押しつけに、社員一丸となって徹夜で取り組む佃製作所の社員。その社員のモチベーションとなっているのは、技術者のプライド、誇り

 佃品質  佃プライド

佃製作所の職場に掲げられた横断幕の文字が感動的だった。
白水銀行から出向だった殿村経理部長(立川談春)は、いまや佃製作所の社員で、
帝国重工が、工場の検査にやってきたが、初めから難癖をつけるためにやってきたことが明らかになった時に、殿村が「この技術は、ほかでも欲しところはいくらでもある。それだけの技術です。むしろこちらから部品供給はお断りしたい」といったものだから、相手も動揺を隠せない。たかが”下請けの分際で”と小馬鹿にしていた佃から思わぬ反撃があったからだ。

帝国重工側も、宇宙計画に、佃製作所のバルブは欠かせないとトップが判断している手前、おいそれと「ハイそうですか」と手を引くわけにはいかないのだ。

佃製作所の技術、営業の社員たちも「殿村さんていい人だ」とうように、元は部外者の銀行マンだった殿村に社員たちも拍手で迎えるのだった。



しかし、社内にも社長の「夢を追う」には付き合っていられないと反発の声も。


立川談春
は「ルーズヴェルト・ゲーム」での悪徳社長の印象が強く、今回も裏があるのではないかと思ったが、どうやらいい人のようで、またしても、いい味わいを醸し出している。「佃品質 佃プライド」の垂れ幕を見たときに感動した、と語っていたが、視聴者にも、ぐっと迫るものがあった。「佃製作所はいい会社です。」というのが社員に勇気とプライドを呼び戻させたのだった。同僚社員が「殿村さんは、いい人だ」というのも納得(笑)。

新井浩文外見からして、いかにもワルそうで、憎たらしい。

次回が大きなヤマ場となりそうだ。


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