「グランド・ブダぺスト・ホテル」(2014)を見た。
「ダージリン急行」などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリーだが全体的にコメディ色が強い。悪くはないが、いろいろなエピソードを詰め込み過ぎで展開も早く、ついていくのが大変。
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常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロッパ中を駆け巡り事件解明に奔走するという話。
主演のレイフ・ファインズは、いつもの神経質そうで陰影を帯びた役柄と違って、早口でよく喋り、なかなか味わいがある。賞レースに加わってくるかもしれない。ほかに、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、F・マーレイ・エイブラハム、ティルダ・スウィントン、トム・ウィルキンソンなど豪華キャストが集結。
ストーリー:時代は1985年から、1968年に、そしてさらに1932年へと主に3つの時代が描かれる。品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。
しかし、常連客のマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)と一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡り・・・。
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90分の映画の中に、脱獄、絵画泥棒、スキージャンプ台も使った追っかけ、ホテル内の銃撃戦、映画「セブン」並みの残酷シーン(指4本の切断、首切断)もあり、由緒あるホテルを舞台にしたドタバタ劇が繰り広げられる。
スピーディなカメラワーク、風景などがいい。
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