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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「殿方ご免遊ばせ」(1957)</span>

 

 
殿方ご免遊ばせ」(1957)は軽いコメディだろうと期待しないでみたら、これが予想以上の面白さだった。おしゃれセンスのある映画というのはこういう映画か。
 
ブリジット・バルドーは、BB(べべ)の愛称で、MM(マリリン・モンロー)と並び称されて、グラマー女優といわれていたが、肉食系の濃い女優というイメージで、あまり好きになれなかった。唯一の例外は、バルドー自身が歌う「ラムの大通り」がお気に入りといった程度だった。

 
ところが、この「殿方ご免遊ばせ」は、キュートな愛らしさがあった。映画のチラシ、ポスターの絵柄(”シー、内緒!”というポーズ)が、この映画のミソ。
 
映画の冒頭、赤いスポーツカー(オープンカー)が、凱旋門を背にシャンゼリゼ通りを走る。
 
運転するのは若い女性で、猛スピードで走っていたため、バイクの警察官に呼び止められる。
 
警官:「身分証を。おや、大統領と同じ名前ですね」
女性:「大統領の娘なの」
警官:「そうかといって大目には見ないよ」
女性:「男を追っているの」
警官:「男は追いかけられると逃げるもんだよ」(←警官が
        そんなことをいうか!笑)
 
今回は、見逃すが気をつけて、といった具合で始まる。
 
大統領の娘・ブリジット(ブリジット・バルドー)は、大統領秘書官・ミシェル・ルグラン(有名な作曲家と同じ名前、アンリ・ヴィダル)にしつこくつきまとい、遂に結婚するが、彼のあまりの女性関係の多さに腹を立て、そこで自分も浮気してやろうと、国賓のシャルル大公(シャルル・ボワイエ)と空軍のジェット機を密かに使ってランデヴー(アバンチュール)に出かける。
 

 
季節外れのニールの海岸で水遊びをするが、紳士的なシャルル大公と最後の一線を越えることはなかった。結局、ダンナがいちばんというワケで、大公の帰国予定もあってパリに再び(まさに)飛んで帰る。
 
その頃、ミシェルは、まわりからブリジットがシャルル大公とニースで遊んでいるといわれ、疑いを持ち始め、シャルル大公の宿泊先を訪ねる。大公の秘書官が、シャルル大公は体調を崩して休んでいるため面会はできないと断る。それでも納得できないミシェルは、グレタ女王に面会を求め、会うことに。
 
グレタ女王は、大公は風邪をこじらせて明日までは誰とも会えないの一点張り。
そこに、ガウンを羽織ってシャルル大公が現われる。(ニースで泳いだため)「クスン、クスン」と風邪の症状で咳き込んでいた。
 
ミシェルは、シャルル大公の様子に満足し、ブリジットはまたまた下手なうそをついていたと安心して帰ることに。家に戻ると、ブリジットがいた。
 
いよいよシャルル大公が帰国することになり、大統領、秘書官、ブリジットなどが見送り。飛行機のテロップを上る王女と大公。振り返る大公が、くしゃみ。
 
見送るなかのブリジットも、つられるかの様に人垣の中でくしゃみをしていた。
このくしゃみの意味を夫・ミシェルは知る由もなかった・・・。
 
そこで、ブリジットが(映画の観客に向かって)”シー”のポーズを取るというわけだ。「この神聖なお転婆娘」に続き、ミシェル・ボワロン監督がブリジット・バルドーの陽性の魅力を思い切り引き出した軽快なコメディ。
 
シャルル大公を演じたフランスの名優シャルル・ボワイエの圧倒的な存在感、ジェントルマンぶりがすごい。若いブリジットが、なぜ自分に興味を持ったか、など 
を聞くシーンに真摯さがうかがえる。ブリジットも無邪気に、いきさつを説明するのだった。
 
 
シャルル大公 (グレタ女王の夫君):シャルル・ボワイエ
ミシェル・ルグラン(大統領秘書官): アンリ・ヴィダル
ブリジット・ローリエ(フランス大統領の娘):ブリジット・バルドー
グレタ女王:ナディア・グレイ
ローリエ大統領(ブリジットの父):アンドレ・リュゲ
 
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