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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ:「アリスの棘(とげ)」第1話~第3話、一気に見る。</span>

 

 
最近のドラマは、警察ものか医療ものが多い。
たまに企業もの(「半沢直樹」「花咲舞が黙っていない」)もあるが・・・。
 
昨年の「ドクターX」(米倉涼子主演)も第2弾だったが、高視聴率だった。
チーム・バチスタ」シリーズも、ドラマから映画化もされヒットした。「医龍」は未見だったが。
 
そんな中、「アリスの」では、大学病院の医療ミスで父親・小山内孝夫を殺された少女・明日美(14歳)が、その医療にかかわった人物に復讐するために医療を学び、15年後に、別の名前・水野明日美(上野樹里)として、その病院に新人女医として入り、復讐を遂げていく、ダーク・ヒロインが主人公の物語である。
 
しかも病院勤務の父親は、薬の横流しをしたという汚名を着せられて亡くなったのである。これは医者が、意図的に医療新聞の記者に流したねつ造情報により、著しく父の名誉が傷つけられたことから、復讐と同時に父の名誉回復の狙いもある。それは組織を操る最終的な権力者にも及ぶことになる。
 
主人公のヒロインに扮するのが、これまでのイメージをがらりと変えて登場する上野樹里。感情を表に表わさず、父の敵を攻めていく、ところがすごい。
 
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第1話では、教授の座を狙う野心家の女性講師・伊達(藤原紀香)は、15年前の執刀にかかわった人物の一人。患者の資料をすり替えて、患者(=明日実の父を)死に追いやったのだった。
 
伊達の口癖は「オペ(手術)は、トレーニング。患者はマウスだと思え」「患者は3人殺して一人前」と平然と言ってのけるのを明日実は、耳にする。
 
そして、伊達の復讐が終わるときに、伊達は「千原准教授(田中直樹)の指示に従っただけだ」と言い逃れる。伊達のおなかには「OSANAI」の焼きこみが入れられる。
婚約者も伊達の本性を知り、婚約は破棄、伊達は職場を追われた。
 
第2話では、千原准教授がターゲットとなる。
この千原は、大学病院をステップとして論文を書いて、自身の出世と自分の家族のことしか頭になく、患者に対しては「様子を見て」というばかり。
 
執刀といえば最初だけで、あとは部下に丸投げ状態。
同僚の女性医局員(栗山千明)によれば、最初だけ、執刀(メスを入れる)のは、手術の数を稼ぐのが目的で、論文用の点数稼ぎだという。明日美は、千原が、視野狭窄(きょうさく)である事実をつかむ。
 
そんなときに外科部門のトップである磐台教授(岩城滉一)に、病院に多額の献金をしている会社社長自身の手術の依頼が来る。磐台は、手術を千原に依頼するのだが、手術の途中で、体調不全を理由に手術を放棄、会社社長は激怒、これを見た
磐台は、千原を問答無用で解雇してしまう。
 
千原も、千原のミスを知る何者か(明日美が声を変えて電話やメールで追い込んでいたのだが)、に悪いのは顧問弁護士・日向(ひうが)(尾美としのり)であるということを告げる。
 
第3話は、東京都知事に立候補している顧問弁護士・日向がターゲットとなる。
日向が過去に付き合っていた女を使って、日向を追い詰める。日向は、自身に降りかかってきた忌むべき事実を逆手に取り、都知事選の出馬の声明発表に、何と15年前のミスは間違いだった、とテレビ会見で語り、そのうえで、医療関係から政治の分野で力を発揮したいとすり替えて、高齢者層の得票を獲得しようと画策。しかし、日向に味方するような記事を書くと思わせておいた西門記者(オダギリジョー)は、
15年前の自身の過失を小山内に詫びる意味で、日向の悪業を記事ですっぱ抜いたのである。
 
こうして、15年前の医療ミスに加担した3人が、追放されることになった。
こうなると、大学病院の医療関係者の中に、隠ぺいすべき事実を知る人物がいることは、磐台教授のライバルである有馬教授(國村隼)も気づき、水野明日美が、顧問弁護士の元の愛人と接触している場面を目撃したことなどから近づいてくる。
 
いよいよ、第4話(5月2日、今夜放送)では、すべての糸を引く黒幕がターゲットとして、明日美によって、復讐されるのか・・・。
 
・・・
上野樹里といえば「スイングガールズ」「ジョゼと虎と魚たち」の印象は強いが、最近は防犯のCMくらいしか見ていなかったが、イメージチェンジで、新境地開拓といったところだ。
 
 
 
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