インターネットの掲示板から生まれたベストセラーの映画化。
2005年に大ブームを巻き起こしたラブストーリー。映画は興収37億円だったという。
山田孝之は、実年齢22歳で、不器用でもてないオタク青年の電車男を演じた。いつも人と目を合わせず下を向いて歩いているような、自分に自信もなくおどおどしているような性格だが、パソコンや映画などには詳しい。
パソコンの説明や、映画「マトリックス」などの説明になると、がぜん生き生きとして話が止まらない。
映画が公開された当時は、パソコンの斬新だった文字表現も「キター」といった言い回しも、今や当たり前となっていて、時代のスピードの速さを感じさせる。ストーリーは、恋愛映画の王道の骨格を備えている。
ネットで応援する仲間たち(もちろん顔も名前も知らない)数人の同時に書き込まれるメッセージに励まされ、行動を起こす電車男。
電車男が、勇気を奮い起こして、エルメスに思いのたけを伝えるシーンは、相手にもそれが十分伝わり、「私もずっと一緒にいたい」となる奇跡を生む。歯がゆかった電車男の告白も、山田孝之の熱演が光るが、それにも増して、中谷美紀が素晴らしい。
電車の中で、乗客に絡む酔っ払いに大杉漣。
現在人気となっている俳優、女優の過去の作品などを見るのも面白い。
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