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<span itemprop="headline">映画「ヤング≒アダルト」(2012)</span>

 

JUNO/ジュノ」のディアブロ・コディの脚本とジェイソン・ライトマン監督が再びコンビを組んだのが「ヤング≒アダルト」(2012)。
 
シャーリーズ・セロンほどの大女優が出演するとなれば、かっこいいバリバリのキャリア・ウーマンのラブ・コメかと思うと、まったく逆で、30代後半を迎えいまだに大人になりきれない女性・メイビス(シャーリーズ・セロン)が主人公。
 
高校時代は周りがうらやむほどの美しさと才能を持っていたが、20年後の自分の姿は、毎日酒を浴びるほど飲み、愛犬を飼う、バツイチのゴーストライター
 
37歳のメイビスは、都会のミネアポリスヤングアダルトシリーズの最終話を執筆中だ。そんな彼女に一通のメールが届く。「赤ちゃんの誕生パーティへお越し下さい」。元彼・バディ(パトリック・ウィルソン)からのメールに戸惑いながらも、メイビスはポメラニアンの愛犬ドルチェと共にミニクーパーに乗り込む。
 
メイビスの故郷、片田舎のマーキュリーへ向かう。ティーンエイジ・ファンクラブの「ザ・コンセプト」を聞きながら。高校時代から4年間付き合っていたた元彼・バディとよりを戻そうとする顛末を描いている。
 
しかし、バディは、既婚で、その相手が同じ高校時代の同級生で、最近子供まで生まれているというのにお構いなしのメイビス。バディも最初こそ、久しぶりの再会を歓迎していたが、だんだんメイビスの精神不安定さや、ストーカー的な本性が見えてきて、きっぱりと帰ってくれというのだが・・・。
 

”イタい”人のシリアス・ドラマかサイコ・スリラーにもなりかねないところだが、ライトマン監督は、ユーモアとほろ苦さを交えた語り口で、最後には、ヤング・アダルトを脱皮するだろうか…というところで終わっている。
 
メイビスは、高校生時代から、男関係も派手だったようで、そんなメイビスの口からは、放送禁止用語に近い言葉が当たり前のようにポンポンと出てくる。いかにも肉食系といった印象(笑)。
 
映画を見ているうちに、メビウスはただのストーカーか、思い込みの激しい自分勝手な人間に見えてきて、ひとかけらも共感できないが、やがて自分を変えたいという意識に目覚めて、かすかな光が見えてくる。
 
シャーリーズ・セロンを知ったのは「コール」(原題:Trapped:2002)という映画だった。娘役のダコタ・ファニングが誘拐された母親役だったが、犯人グループの一人、
ケヴィン・ベーコンとの緊迫したやり取りがサスペンスを盛り上げていた。そのほかでは「トリコロールに燃えて」(2004)ではペネロペ・クルスと共演、美貌を競っていた。「ハンコック」(2008)では、意外性のある役柄だった。「モンスター」(2004)でアカデミー賞主演女優賞を獲得している。
 
ヤング≒アダルト」は、やや期待外れだった。
 
★★
 
 
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