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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「おかえり、はやぶさ」(2012)</span>

 

 
おかえり、はやぶさ」を今日(10日、公開初日)、見てきた。
 
2月に見た「はやぶさ 遥かなる帰還」が、感動のない平坦な映画だったので、期待して見たが、「おかえり、はやぶさ」もさらに低空飛行の面白みのない、退屈な映画だった。
 
俳優陣のエンジニアなど関わっている人間が、プロジェクトマネージャーの江本智彦(大杉漣)など一部を除くと、藤原竜也など20代など若手中心では、迫力に欠ける。このところ見た日本映画3本は、野球で言えば、連続3三振だった(両「はやぶさ」のあいだに「逆転裁判」)(笑)。杏は、渡辺謙の娘で、ファッション・モデル。身長174センチとのことで、画面で見たら、さすがに足が長い(笑)。
 
はやぶさ」関連映画が、映画会社の思惑で4本も作られて、これらを観客が全部見ると思うのだろうか。いくらなんでも多すぎる。それも1年以内で・・・。
 
はやぶさ」のプロジェクトに至るまでのいきさつが紹介されていたのは唯一の救いではあった。宇宙探索プロジェクトとしてスタートした「のぞみ」プロジェクトがあって、税金を180億円も使いながら成果なく失敗に終わった教訓を踏まえて、「はやぶさ」は、是が非でも成功しなければ意味がない、ということで背水の陣で取り組んだプロジェクトだった。
 
「のぞみプロジェクト」で失敗した責任者の大橋伊佐夫(三浦友和)は、引退するが、その大橋の息子であるエンジニアの助手の大橋健人(藤原竜也)は、父親とは意見が合わずに対立していたのだが「はやぶさ」プロジェクトに関わることになり、成功したことで、父親への感謝に目覚めるという父と子の関係の修復を描いている点では、よかった。
 

 
2003年5月9日。“小惑星イトカワのカケラを拾って地球に持ち帰る”という、成功すれば人類初の快挙となるミッションを帯びて、鹿児島県内之浦から、小惑星探査機“はやぶさ”が打ち上げられた。
 
この「はやぶさ」プロジェクトには、プロジェクトマネージャーの江本智彦(大杉漣)のもと、若手スタッフとしてエンジニア助手の大橋健人(藤原竜也)、新人理学博士の野村奈緒子()らも参加。そのころ、火星探査機“のぞみ”が、度重なるトラブルと故障のため、プロジェクトを終了。火星に辿り着くことなく宇宙に消えたため、“はやぶさ”は、宇宙に夢を抱く人々が願いを託す存在となっていた・・・。
 
大橋伊佐夫は、奈緒子からの講演会の依頼を断り続けていたが、奈緒子が、宇宙の研究分野に取り組むきっかけになったのは、10年前に、大橋伊佐夫の九州での講演だったこと、その話が「人間は弱いもので、9割は、何かに助けられていることによる」というものだったこと、などを聞き、講演を引き受ける。
 
3Dが売り物だったが、劇場では2Dしか上映していなかったのは、またまた残念。
見所もあった。地球の歴史や宇宙の中の銀河系の位置関係などが紹介されたのは、おもしろかった。また、オーストラリアに帰還することになった場所で待つスタッフたちのシーンから、カメラが俯瞰していき、ついには地球を映し出すまでの迫力は(Google Mapで見られるにしても)見所だった。出演者は、趙民和ほか。
 
★★ (残念)。
 
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