fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「はやぶさ/HAYABUSA」(2011)</span>


映画「はやぶさ/HAYABUSA」予告編
 

 
映画「はやぶさ/HAYABUSA」を見て、これで小惑星探査機「はやぶさの帰還を受けて企画・製作された映画3本(「はやぶさ 遥かなる帰還」「おかえり、はやぶさ」)の3作品をすべて見た。
 
渡辺謙主演の「はやぶさ 遥かなる帰還」を最初に劇場で見たので、それが一番印象に残る。「はやぶさ/HAYABUSA」は、竹内結子が出ているのでみておいたのだが・・・(笑)。
 
どの作品も、鳴り物入りで公開されたが、単純な話を2時間持たせるのに、それぞれ家族のエピソードなどを交えて、膨らませていたが、やや無理があったような気がする。全体に共通して、あまり感動が伝わらない。事実に基づいているので、登場人物もほとんどモデルがいて、一部新しいキャラの人物も登場させているようだ。
 
映画の最後に「はやぶさ」が2014年に打ち上げ予定とあった。
予算を拠出する文部科学省の担当者も映画で登場していたが、予算編成で、成功する見込みがあるかどうかなどを見極めて決めるので、簡単に「OK」というわけにはいかないようだ。全面的にJAXA宇宙航空研究開発機構)の協力を得ており、宇宙開発という夢と希望を描いて、日本を元気づけようという狙いもあったのか。
 

 
ストーリーは、基本的には同じなので、省くが、今回の見どころの一つは、JAXA対外協力室の水沢恵竹内結子)の成長物語でもあるようだ。
 
幼いころ、宇宙に関心のあった兄が無くなり、兄の夢を実現するために宇宙科学者を目指した水沢恵。なかなか正規社員の仕事もなく、アルバイトに精を出していると、仕事仲間のおばさんから、「北海道大学を出ているのに、こんな仕事を?国立一期校なのにね」というのがおかしい。国立一期校、二期校なんて、古い人しか言わないだろう!(笑)。
 
水沢恵の母が恵に言う。
「宇宙科学の研究は、(亡くなった)兄のためなのか。自分自身のためなのか」と、
自分の想いこそが大事だと諭すのである。
 
JAXA的場泰弘(西田敏行)の講演会を熱心に聞いていたことで、的場からJAXAの仕事に参画しないかと誘いを受けてプロジェクトに参加する水沢恵。
 
水沢は、性格的におどおどして人見知りするようなタイプだが、広報として子供たちに説明をする時に、つい専門用語を駆使しすぎて説明、親子連れに呆れられてしまう。分かりやすい説明の必要を感じた水沢は、子供たちのために、「はやぶさ」をキャラクター化して説明する絵本を作り始めるのだった。
 
水沢は、博士号取得を目指した論文が不可となり、先の見えない研究の道に空しさを感じ始める・・・。
 
JAXAの仕事も、契約切れで更新はないと告げられる恵。
「最後まで、見届けられないなんて」というと、上司(高嶋政宏)に「科学者なんて皆そうだ。大工だってそうだろう。一つの仕事が終われば、次に移る。しふくだよ」と。
 
恵は「しふく?」と自分に問いかけ辞書を見て「雌伏」のことかと納得する。(至福の時ではない。日本語は難しい)
 
ラストシーンでは、水沢恵の講演する姿があった。
そこには、自信に満ち溢れた水沢がいた。
 
壇上の大きなスクリーンには、講演者 水沢恵 理学博士の文字があった!
ここだけは、”おお、博士号をとったんだ!”とそれとなくさらりと描かれていて感動。
 
はやぶさ」に関する講演で、水沢は宇宙への思いを通じて知った「命」の素晴らしさを説き、観客たちの拍手を受けていた。    
 
同じテーマの3本の作品は、食傷気味になる。
さすがに、寿司、ステーキも3食続けてでは飽きる(笑)。
 

出演は、西田敏行竹内結子高嶋政宏佐野史郎生瀬勝久など。

 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:クリックお願いします♪。