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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「バ―レスク」(2010)</span>


「バ―レスク」より”show me how you burlesque” 歌詞
 

 
昨年末公開された「バ―レスク」だが、1年後にようやく見ることができた。ミュージカル・ファンを返上しなければならない(笑)。
 
歌手になるという夢を実現する為にアイオワからロサンゼルス(LA)に出てきたアリ(アリスの愛称、クリスティーナ・アギレラ)。仕事を探してロスの街をさまよう途中、テス(シェール)が経営する「バーレスク・ラウンジ」を見つける。
 
舞台の華やかさに感激したアリスは、ウェイターのジャック(キャム・ギガンデット)に頼み込んでウェイトレスとして働くことになるが・・・。
 
アギレラの歌唱力には圧倒されるが、シェールも、御歳64歳(昨年の映画撮影時)で、ボリュームのある歌と、スタイルを披露していて驚きだ。シェールといえば、四半世紀前の「月の輝く夜に」(1987年)でアカデミー賞主演女優賞を獲得して、圧倒的存在感だったが、まだ現役で歌え、主演を務めるとは・・・。
 

 
バーレスクの店は、多額の負債を抱えており、存続の危機に瀕していた。テスは銀行に融資を断られ、残る方法は不動産業を営む常連客のマーカスに店を売ることだった。負債の返済期限が迫っていた。
 
一方、アリは、以前マーカスに口説かれさた際に、不動産に関して聞いたことを思い出すと、近々完成予定のバーレスクの向かいにある高層マンションのオーナーにテスを連れて会いに行く。二人はオーナーにバーレスクの土地の「空中権」を売り出したのだった。
 

空中権がなければマーカスは高層ビルを建てられず、高所からの絶景を宣伝文句としていたオーナーとしても、目の前に高層ビルが建てられてはマンションの価値がなくなるため、オーナーは二人の申し出を喜び高額で空中権を購入。借金を完済し、バーレスクは救われた。ジャックと行き違いがあったが、復縁したアリは、再びバーレスクで歌を披露する姿があった。
 
スタンリー・トッチは、スキンヘッド頭で、映画撮影時は49歳(1960年11月生まれ)と老けて見えるが、「プラダを着た悪魔」では、女編集長(メリル・ストリープ)の片腕のゲイ役で、「バ―レスク」ではホモの役。「Shall We Dance?」では、オリジナルで竹中直人の役を演じていた。
 
やはり、ミュージカルは踊りと歌
声量のある歌が素晴らしい。
 
バ―レスク」は、田舎娘のサクセス・ストーリーというシンプルなハッピーエンド映画だが、見所十分だった。この数年間でいろいろなミュージカル映画があったが、「ドリーム・ガールズ」「マンマ・ミーア!」「プロデューサーズ」「NINE」といった映画が印象に残る。
 
☆☆☆