1973年という年は、こじつけると、今年(2011年)とよく似ている。
今年は、「3.11」の震災が起こり、電力不足の事態を招き、夏にかけては「省エネ」が、とくに求められている。
1973年の流行語の一つが「省エネ」だった。
オイル・ショックを受け、石油ショックから、「トイレット・ペーパー」の買い占めが社会問題となった。都内などでは、節電のために、夜間などの「広告」ネオンの照明が消えた。電機メーカー各社が節電のためにネオンを消したのだった。
「ディスカバー・ジャパン」「ちょっとだけよ」「同棲」「あんたも好きねぇ」「いま、なんどきですか」などの言葉がはやった。流行歌では、「神田川」「私の彼は左きき」「てんとう虫のサンバ」「あなた」などが歌われた。
スポーツでは、巨人が史上初の9連覇を達成した。
邦画で、革命的なヤクザ映画が日本映画界を席巻した。「仁義なき戦い」シリーズの第1作の登場だ。
fpdさんがはじめて一人で都会暮らしを始めた年で、6畳一間・台所付き・風呂なしの下宿代が「15,000円」だった。ちなみに、初任給は、手取りで「56,000円」だった(笑)。