<span itemprop="headline">訃報： 名脇役・長門裕之さん、死去。77歳</span>

太陽の季節 (1956)

 

数多くの映画、テレビドラマに出演、高い演技力で存在感を見せた俳優の長門裕之さんが死去したことが21日、分かった。77歳。俳優の津川雅彦さんは弟。妻は２００９年に亡くなった女優の南田洋子さん。

 

芸能一家。父は沢村国太郎、母はマキノ智子といずれも俳優、祖父も映画監督マキノ省三という芸能一家に生まれた。

 

１９４０年、６歳のとき映画「続清水港」でデビュー。

56年に南田さんと共演した「太陽の季節」で主役の青年を好演、人気を集めた。

　

今村昌平監督の「にあんちゃん」や「豚と軍艦」などに主演、悲哀とユーモアを感じさせる演技派として活躍。その後も映画「日本侠客伝」シリーズ、「赤ちょうちん」、テレビドラマ「池中玄太80キロ」「おていちゃん」など数々の作品に出演、名脇役として重要な役どころをこなした。

 

南田さんとは、おしどり夫婦として知られ、音楽番組「ミュージックフェア」の司会を２人で65年から約16年間務めた。南田さんが認知症であることを２００８年にテレビ番組で公表、介護の様子が放送され話題になった（以上、ニュース記事より）。

 

なんといっても「ミュージックフェア」の司会が印象に残る。

映画では、ひょうひょうとした脇役で、「寝ずの番」では、監督が弟の津川雅彦（監督名はマキノ雅彦）により、下ネタ満載の中でも、幽霊役をユーモアたっぷりに演じた。

 

 

最近、俳優の訃報が多い。70代は、まだ早いと思うが、南田さんとはおしどり夫婦として有名で、先だった南田さんの元へ旅立ったと思います。

 

ご冥福を祈ります。