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<span itemprop="headline">俳優:「クリストフ・ヴァルツ」・・・恐るべき俳優!(「イングロリアス・バスターズ」)</span>


わくわくさせられる俳優が現れた。

世界中で、人気が沸騰しそうだ。


イングロリアス・バスターズ」でカンヌ国際映画祭最優秀男優賞に輝いた・クリストフヴァルツは、本作に出演して、世界中からセンセーショナルな評判を巻き起こしているようだ。

この映画では、脇役ながら、主役もほかの俳優も映画すらも「食って」しまったヴァルツ。悪役のはずだが、魅力的で、引き込まれる。いってみれば、マカロニウエスタンリー・ヴァン・クリーフのようなものか。

「イングロ」に出演したことについてヴァルツは語る。

「今度の仕事は30年間の俳優生活の集大成だね。俳優になってつくづくよかったと思う映画の1つだった」。 また、タランティーノ監督について聞かれたヴァルツは、「すごい監督だという予想はしてた。ただ者じゃないね。普通の監督にはないものがあるんだ」と、監督の素晴らしさを強調。

映画では、言葉の言い回しなどは苦労したようだ。






映画の冒頭から、ヴァルツのすごさが炸裂する。 ナチの将校で、ユダヤ人を匿っているのではと疑われる農家を訪問したときのこと。一家の主の農夫とのやり取りは、絶妙だった。

ユダヤ人の考え方に基づいて行動する」と言い切る自信。帰るそぶりを見せながら、「タバコを吸ってもいいか」とたずねるシーン。しばらく居座ることをほのめかす態度。その会話の行われている床の下では、息を殺して、潜んでいる家族がいる。恐怖におののいた眼で・・・。

そして、主に告げる。命が助かる方法をとるか。それとも、強制的にこれからユダヤ人を探し出して、一緒に死ぬか・・・生きたいならば、ユダヤ人が隠れている場所を指差せ、と迫る。そして・・・。 緊張感が走る、はらはらの連続だった。

英語のインタビューに英語で答えるクリストファー・ヴァルツ。

Christoph Waltz

母国語であるドイツ語で答えるクリストファー・ヴァルツ(オーストリア出身)

Interview mit Christoph Waltz

魅力的な脇役は、映画を引き立てる。
ブラッド・ピットも悪くはないが、かすむほどだった。

来年のアカデミー賞は、ノミネートされれば「賞獲り」は当確?!

追加:予想通り「アカデミー賞助演男優賞」を獲得しました!(ホッ!)