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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

女優:1970年代の外国映画女優たち。


「ライアンの娘」イントロ&エンディング
 
アメリカン・ニューシネマなど映画が輝いていた1970年代。
 そもそも、このブログは、1970年代の映画しかほとんど見ていなかったfpdが「70年代映画」の回顧ではじめたブログ。ブログを始めてから、最近の映画も見るようになったが、80年代、90年代は実は諸般の事情で、あまり見ていなかった(せいぜい年間20本程度だった)。
1970年代の映画で、印象に残る女優を取り上げてみた。一部に60年代がピークと思われる女優もいるが、70年代も活躍が続いている女優もピックアップした。
女優では、キャンディス・バーゲンキャサリン・ロスサリー・フィールドジェーン・フォンダ60年代~)、ダイアン・キートンバーブラ・ストライサンドフェイ・ダナウェイライザ・ミネリジャクリーン・ビセットゴールディ・ホーンドミニク・サンダソフィア・ローレン60代~)、カトリーヌ・ドヌーブ60年代~)、アン・マーグレット60代~)、ナタリー・ドロン、アリー・マッグロー、クラウディア・カルディナーレ(60年代~)、カトリーヌ・ドヌーブ(60年代~)などなどの映画の名作を彩った女優たちがいた。ほかにもたくさん。
この女優の「この1本!」というのを即席で思いつくままに選んでみた♪。
順不同、アトランダムに、思いつくまま、気の向くまま。「1本勝負!」
 
キャンディス・バーゲン・・「さらば荒野」
「・・・You・・・」か「さらば荒野」か「愛の狩人」か迷うところ。このころは、キャンディス・バーゲンの知的美貌が際立っていた。70年代初めのトップ女優の一人だった。
 
野性的な役柄にも魅力があった「さらば荒野」(ジーン・ハックマン、オリバー・リード共演)に1票! フランスのルイ・マル監督夫人だった。
 
アリ―・マッグロー ・・・ある愛の詩
当時、一大純愛映画ブームを巻き起こし社会現象となった。テーマ曲も超特大メガ級歴史的ヒット。共演してダンナさんとなるスティーブ・マックイーンとのバイオレンス映画「ゲッタウエイ」も忘れ難い。浅黒く、美人ではないが、ストレートヘアで、言ってみれば、南沙織のようなタイプで、「ある愛の詩」は泣かせた。
 
 
ナタリー・ドロン・・・「八点鐘が鳴るとき」
ナタリー・ドロンといえば、青春胸キュン映画「個人教授」(68年)。70年代では、このサスペンス映画「八点鐘」。「個人教授」は”世界で一番受けてみたい授業”だった(授業料がなかった!)(笑)。
 
アン・マーグレット・・・「愛の狩人」
エルビスと共演の「ラスベガス万才!」(60年代)が、最高だが、70年代初めの「愛の狩人」は、ジャック・ニコルソン共演で、妖艶さが出ていた。
 
 
明日に向かって撃て!」の製作は1969年だが、日本公開は19702月。「卒業」と「明日に向かって」の2作で、ファンを完全にとらえたキャサリン・ロスだった。大きなつぶらな瞳が印象的だ。
 
「ブリット」(1968)で、ブリット刑事(スティーブ・マックィーン)の奥さん役で人気を得て、70年代前半は、映画雑誌「スクリーン」などの表紙を飾っていた。オールスターキャストの「大空港」のほか「ロイ・ビーン」「オリエント急行殺人事件」「映画に愛をこめて アメリカの夜」などが代表作。


 
サラ・マイルズ・・・「ライアンの娘」
アントニオーニ監督の「欲望」(66年)や、「レディ・カロライン」(76年)などがあるが、なんといっても「ライアンの娘」。若い軍人に走る人妻役。
 
ラスト・ショー」の清楚な美しさ。昔のハリウッド女優の流れをくむような正統派美人。
 
 
ジェニファー・オニール・・・「おもいでの夏」
西部劇「リオ・ロボ」(1970)でジョン・ウエインと共演したが、翌年の「おもいでの夏」は、強烈パンチ青春映画の傑作。胸キュン世代も、いまやいい年に?(爆)。
 
 
ジェーン・フォンダ・・・「コールガール」
60年代の作品で「ひとりぼっちの青春」などの代表作もあるが、70年代では、アカデミー賞主演女優賞を獲得の「コールガール」。探偵ものであり、タイトルにひかれて見に行った当時のおじさんたちは、肩すかしのはず。
 
 
 
スーザン・ジョ―ジ ・・・わらの犬
美人でないが、独特のインパクトがあった「わらの犬」では、ダスティン・ホフマンの妻に扮して・・・。
 
 
歌手として圧倒的な歌唱力を誇り、「ハロー・ド―リー!」「晴れた日に永遠が見える」などのミュージカル映画で本領を発揮。しかし、一方では、コメディエンヌとして「おかしなおかしな大追跡」(What’s
Up, Doc?)など、機関銃のように浴びせかける口から生まれたようなおしゃべりは絶品。この1本は、主題歌もすばらしい「追憶」を挙げる。
 
フェイ・ダナウエイ・・・「チャイナタウン」
フェイ・ダナウエイとえいえば「俺たちに明日はない」と「華麗なる賭け」だが、70年代では、ロマン・ポランスキー監督のフイルム・ノワール映画「チャイナタウン」。この映画でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされたが惜しくも受賞ならず。
 
ライザ・ミネリ・・・「キャバレー」
圧倒的なボリュームで歌って踊ったライザ・ミネリのミュージカル「キャバレー」がダントツ。ジュディ・ガーランドの娘だが、親を越えたかとも。キャバレーといっても、日本とは段違い。高級なショー、レビューだ。
 
 
リリー・トムリン・・・ナッシュビル
 
一度見たら忘れられない顔。「9時から5時まで」では、ジェーン・フォンダなどと共演し、コメディ女優としても人気があった。
ナッシュビル」は、カントリーソングなどの音楽の祭典
を描いた。
 
 
 
ドミニク・サンダが日本に初めて登場したのが、映画の製作順でなく、この「悲しみの青春」(1971)。こんなに美人女優がいたのかと驚いた。 「ひまわり」のビットリオ・デシーカ監督作品。
 
 
 ソフィア・ローレン・・・「ひまわり」
 
ソフィア・ローレンは別格的存在。50年代から活躍。「ふたりの女」「昨日今日明日」「エル・シド」などがあるが、70年代は「ひまわり」が圧倒。「ラ・マンチャの男」もいい。
 
 
クラウディア・カルディナーレ・・・「赤いテント」
 
 C.カルディナーレは、TVでは見ていたが、劇場で初めて見たのが「赤いテント」(1970)だった。ショーン・コネリー演技派に脱皮を図った第1作だった。北極を舞台に遭難した飛行船の夫を訪ねて行くものだった。音楽「ワレリアの恋」は、すばらしい。このころは「ウエスタン」「華麗なる対決」など西部劇にも出演した。
 
 
とりあえず、きょうはこのへんで。
 それでは、次回まで、みなさん、ごきげんよう・・・笑。