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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「大いなる休暇」(2003、公開2005年)</span>

「大いなる休暇」(2003)は、日本公開は2005年。

今から3年位前、恋さんのほか、ブログのあちこちで紹介されていて、面白そうだったので「ぜひ見たいと思う」などとコメントを書いていながら、それから3年、DVDを探していましたが、きょう発見! 早速、見ました。

「大いなる」なんとかという映画はたくさんありますが、「大いなる休暇」はまったく地味な、小さな島の、ほとんどの人が仕事がなく、失業保険、生活保護を受けて暮らしている島民120人の人々の話。


そこに、プラスチック工場を建てるという話が持ち上がり、その条件として、医者が一人、住んでいることというもの。医者のいない島では、島民が必死で医者探しに奔走、チラシをDMで手当たり次第郵送し一人の若い医者が1ヶ月の予定でやってくることになり、この医者に島を気に入ってもらおうと大掛かりな「ウソ」の仕掛けが繰り広げられる・・・。

舞台はカナダ・ケベック州の小さな島、サントマリ・ラモデルヌ島。

元町長の協力で、1人の若き青年医師クリストファーを呼び寄せる。しかし、青年の滞在期間はわずか1ヶ月。そこで島民たちはクリストファーを島に留めさせようと、青年が動くところに、住民が先回りして "大移動”のドタバタ。ウソで塗り固めた大芝居を始めるのだった・・・。

果たして、この作戦は、バレずにうまくいくのか・・・。


2003年のカンヌ国際映画祭監督週間のクロージング作品だった。その後、2004年のサンダンス映画祭では観客賞を受賞。新人監督ジャン=フランソワ・プリオは、島民たちを希望と誇りを忘れずにたくましく生きる愛すべきキャラクターに仕上げた。イカツイおじいちゃんたち?がオロオロしながら頑張る姿が何ともおかしい。それでいてホロリとさせられる。地味な作品ながらも「人間ってすてたもんじゃないぜ!」と思わせる作品。

音楽もいい。

☆☆☆☆

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