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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「映画のラストシーン」(29) 「Z」(1970)</span>

「映画のラストシーン」(23)はいよいよ「Z」(1969)の登場です。

 

ミキス・テオドラキスの打楽器の音楽、俳優陣の素晴らしい演技、ストーリーの面白さ・・・などすべてを備えた映画「Z」(1969、公開1970)。

 

「Z」の一シーン:

 



地中海に面した架空の国(実際は、ギリシャ)の軍事政権を倒し、平和が訪れたに見えたが・・・。

 

記者に扮したジャック・ぺランが、"後日談"としてニュース発表したところでは、証言した人々が皆、交通事故などで次々に謎の死を遂げ、起訴された大物軍関係者は、証拠不十分で不起訴。

 

事件の究明に尽力した予審判事なども死亡、もしくは追放となり、復活した軍事政権は、様々な禁止令を出すのだった。

 

禁止の中身は、ドストエフスキートルストイ、現代数学近代文学、ミニスカート・・・そして、最後に「Z」という言葉。

 

なぜなら、「Z」は、ギリシャ語の「彼は生きている」のかしら文字だからだ・・・
というナレーションで終わるというもの。

 

そのラストシーンはこちら:

Z Final (1969)