「映画のラストシーン」(23)はいよいよ「Z」(1969)の登場です。
ミキス・テオドラキスの打楽器の音楽、俳優陣の素晴らしい演技、ストーリーの面白さ・・・などすべてを備えた映画「Z」(1969、公開1970)。
「Z」の一シーン:
地中海に面した架空の国(実際は、ギリシャ)の軍事政権を倒し、平和が訪れたに見えたが・・・。
記者に扮したジャック・ぺランが、"後日談"としてニュース発表したところでは、証言した人々が皆、交通事故などで次々に謎の死を遂げ、起訴された大物軍関係者は、証拠不十分で不起訴。
事件の究明に尽力した予審判事なども死亡、もしくは追放となり、復活した軍事政権は、様々な禁止令を出すのだった。
なぜなら、「Z」は、ギリシャ語の「彼は生きている」のかしら文字だからだ・・・
というナレーションで終わるというもの。
というナレーションで終わるというもの。