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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">1970年代(150)「狼の晩歌」(1970)</span>


チャールズ・ブロンソン(Charles Bronson, 1921年11月3日 - 2003年8月30日)は、
1970年代初頭に、「マンダム」のCMで人気に火がつき、ブロンソン株が急上昇。
独得のひげと無骨な風貌が受けて、ブロンソンのアクション映画が量産されていた・・・。

映画では、アラン・ドロンと共演した「さらば友よ」(1968)のあと、フランス映画の
雨の訪問者」(1970)が、音楽と共にヒット。その後のブロンソン主演映画は、
思いつくままに挙げただけでも、






「狼の晩歌」
「夜の訪問者」
「レッド・サン」・・・アラン・ドロン三船敏郎と共演
「チャトズ・ランド」・・・インディアンに扮した
「バラキ」・・・マフィアの親分
「メカニック」
「シンジケート」
「さらばバルデス
マジェスティック
狼よさらば


などがある。




さて、「狼の晩歌」は、舞台がフロリダ南方の灼熱の島バハマ

一匹狼の殺し屋ジェフ(チャールズ・ブロンンン)は、愛人バネッサ(ジル・アイアランド)とドライブ中に、何者かに追跡されて町の一角に追いつめられた。

そして、その前に有名なレーサーの車が立ちふさがり、車から弾丸が発射され、ジェフの肩を
打ち抜いた。乱射戦となり、ジェフは三人を射ち殺してしまう・・・。

ジェフは殺人容疑で裁判ざたとなったが、弁護人スチーブ(U・オルシーニ)の努力で正当防衛が認められ釈放された。ニューオリンズに向ったジェフはレース場に赴き、例のレーサーの車がカーブにさしかかった時をねらってライフルの引き金を引いた。車は火だるまとなって爆発した・・・。

一匹狼の殺し屋と昔の仲間とのいざこざ、裏切り、警察との戦いなどをクールに描いた。

この頃、映画では、ブロンソンの奥さんのジル・アイアランドが共演することが多かった。
昔の仲間のボスにテリー・サバラスが共演していた。サバラスは、このあと「刑事コジャック
で人気を博した。







「狼の晩歌」などの、イタリア・フランス(=イタ・フラ)映画は、大変詳しい「ジュリアン」さんの
ブログを参照下さい(ジュリアンの「サントラがいっぱい」:http://blogs.yahoo.co.jp/k1f2a3185914/45736831.html)

ブロンソンの主な出演作品:

「赤い空」 The People Against O'Hara (1951年)
「The Mob」 (1951年)
「The Marrying Kind」 (1952年)
「My Six Convicts」 (1952年)
「Pat and Mike」 (1952年)
「Battle Zone 」(1952年)
「肉の蝋人形」 House of Wax (1953年)
「Crime Wave」 (1954年)
Apache」 (1954年)
ベラクルス」 Vera Cruz (1954年)☆☆☆☆
「Jubal」 (1956年)
「荒野の七人」 The Magnificent Seven (1960年) ☆☆☆☆
「Master of the World」 (1961年)
「X-15」 (1961年)
「Kid Galahad 」(1962年)
「空飛ぶ戦闘艦」 (1962)
大脱走」 The Great Escape (1963年) ☆☆☆☆
バルジ大作戦」 Battle of the Bulge (1965年)☆☆☆
「This Property Is Condemned 」(1966年)
特攻大作戦」 The Dirty Dozen (1967年) ☆☆☆
「Honor Among Thieves」 (1968年)
「ウエスタン」Once Upon a Time in the West (1968年)☆☆☆
「さらば友よ」 Farewell, Friend (1968年)☆☆☆☆
「Lola」 (1969年)
「The Family」 (1970年)
雨の訪問者」 Rider On the Rain (1970年) ☆☆☆☆ 
   (記事こちら:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/39252171.html)
「アドベンチャー」(1970)★★(記事こちら:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/50568825.html)
「夜の訪問者」 Cold Sweat (1970年) ☆☆☆
「レッドサン」 Red Sun (1971年) ☆☆☆
「扉の影に誰かいる」(1971)★(記事こちら:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/50568825.html)
「メカニック」 The Mechanic (1972年) ☆☆☆ 
「チャトズ・ランド」 Chato's Land (1972年)★
   (記事こちら:http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/52770263.html)
「Chino」 (1974年)
「マジェステック」 Mr. Majestyk (1974年)★★
狼よさらば Death Wish (1974年) ★★
ブレイクアウト」 Breakout (1975年)
ストリートファイター」 Hard Times (1975年)
「セントアイブス」 St. Ives (1976年)
「特攻サンダーボルト作戦」 Raid On Entebbe (1976年)
「テレフォン」 Telefon (1977年)
「ボーダーライン」Borderline (1980年、テレビタイトル『マッドギャリソン』)
「デスハント」 Death Hunt (1981年)
「ロサンゼルス」 Death Wish II (1982年)
「スーパーマグナム」 Death Wish 3 (1985年)
「バトルガンM-16」 Death Wish 4: The Crackdown (1987年)
「禁じ手」 Kinjite: Forbidden Subjects (1989年)
「インディアンランナー」 The Indian Runner (1991年)
狼よさらば 地獄のリベンジャー」 Death Wish V: The Face of Death (1994年)

こう見てくると、晩年は「狼よさらば」(原題:Death Wish)に力を入れていたことが
わかる。あいにく「狼よさらば」は第1作のみ見た記憶がある。

個人的お気に入りベスト5:
①「さらば友よ」
②「雨の訪問者
③「ウエスタン」
④「狼の晩歌」
⑤「メカニック」