「帰らざる河」は、リバイバルで見たが、それも30数年前。
主演のマリリン・モンローが歌う「River of no return」(映画の原題でもある)が耳
に残る。
監督:オットー・プレミンジャー
舞台は、1885年のゴールドラッシュのアメリカ北西部。
出所したばかりのマット・カドラー(ロバート・ミッチャム)は息子とともにロッキーの大自然の中で新しい生活を始める。
急ぎの用事があり、カウンシル・シティ−を目指していかだで川を下るギャンブラーのハリーと酒場の歌姫ケイ(マリリン・モンロー)。途中、激流にのまれ危険な状態になりマットに助けられる。
先を急ぐハリーはマットから銃と馬を奪って立ち去ってしまう。
負傷したマットを手当するために残ったケイとカドラー親子との3人は、インディアンの襲撃から逃れるために止むなくいかだをこぎ出し、カウンシル・シティ−を目指す。激流の難所が続くが、その川は「帰らざる河」と呼ばれていたのだった・・・。
酒場で歌うマリリン・モンローのお色気。
「ノー・リターン、ノーリターン~」という歌。ゆったりと唄う。そこがいい。
共演のロバート・ミッチャムは、これが代表作の1本かもしれない。いい味を
出していた。
「帰らざる河」というと、野坂昭如(あきゆき)を思い出す。
「マリリン・モンロー・ノーリターン~」と唄っていた。
最近、自伝的な「マリリン・モンロー・ノーリターン」という小説を発表した。
映画の見所は、激流を下るいかだ。
もう一度見たい映画の1本であることは間違いない。
ここで、画像の一部が:http://www.youtube.com/watch?v=xaqmValBiOo
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