「マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶」というドキュメンタリー映画ができたようです。
代表作品が、数々登場するほか、監督、共演者の証言を元に、マストロヤンニを浮き彫りにします。
以前、思い出の名優の一人として、マルチェロ・マストロヤンニを紹介しました。
こちら→http://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/folder/1434405.html?m=lc&p=3
このドキュメンタリー映画は、マストロヤンニの没後10年の昨年、2006年にカンヌ映画祭で上映
され、大喝采を浴びたといいます。 この夏公開で、イタリア映画ファン、マルチェロ・ファンは
必見かも。
「マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶」(原題:Marcello,UNA VITA DOLCE)
2006年イタリア
監督:マリオ・カナーレ、アンナローザ・モッリ
出演:バルバラ・マストロヤンニ、キアラ・マストロヤンニ、フィリップ・ノワレ、クラウディア・カ ルディナーレ、アヌーク・エーメ、リリアーナ・カヴァーニ、ジュゼッぺ・トルナトーレほか
マストロヤンニの映画を始めてみたのは「ひまわり」(1970年)。
ソフィア・ローレンとのコンビで、「ひまわりのテーマ曲」やひまわり畑、リュドミラ・
サベリーエワとの三人の人間模様が泣かせました。それ以前の「昨日今日明日」も含む計10本の
S.ローレンとの共演作が名コンビで印象に残ります。このコンビは、最強でした。
共演した女優も華やか。ゴシップもにぎやかだった。モテモテでしょうが、愛想をつかされ
たり(ダナウエイ・・)、子供をつくったり(ドヌーブ)・・・とにかく大俳優ですね。
カトリーヌ・ドヌーブ(「ひきしお」「モン・パリ」)、フェイ・ダナウエイ(「恋人たちの
場所」)、監督フェデリコ・フェリーニの「甘い生活」「81/2」、ルキノ・ビスコンティの
「白夜」「異邦人」などのシーンなども、映画で紹介されるようで、興味をそそりますね。
イタリアの大俳優で、二枚目でありながら、コミカルな役柄、シリアスな役柄もこなした
稀有な俳優だったと思います。これは見に行きたいですね。