↑下：左が丹波哲郎（ショーン・コネリーと）（どちらも若い！）
丹波哲郎追悼シリーズ第3弾は、「007は二度死ぬ」。3弾で、一応終了にしておきます。
外国映画にも出演していました。
代表作が「007は二度死ぬ」（原題：You Only Live Twice、英国映画）です。
主題歌は、ナンシー・シナトラ（フランク・シナトラの娘）が担当。
日本で、007シリーズが人気があるということで、日本のファン・サービスのために日本舞台に制作されたというシリーズ第5作です。
リバイバルで見ましたが、ジェームズ・ボンド（ショーン・コネリー）を相手に
丹波哲郎は、Mr.Tanaka（日本の諜報機関のボス）の役柄で、堂々とした活躍ぶりでした。”多少、へんてこな日本描写”というのは、否めませんが・・・。
丸の内線やら、いろいろ楽しめます。まだ、ゲイシャ、フジヤマ、スシのイメージでした（笑）。
ボンド・ガールとして、若林映子（アキ）、 浜美枝（キッシー鈴木）が出ていましたが、浜美枝さんも、国際的に有名になりました。今は、どうしているんだろう。
丹波は、戦後GHQ（米連合軍総司令部）などで、通訳を経験しているだけあって、
英語はお手のものなんですね。（←追加：実は英語はほとんどできなかったようだ）。
映画のストーリー自体は、荒唐無稽いつものごとく（笑）。
アメリカとソ連の宇宙船が謎の飛行物体に捉えられるという事件が起こり、米ソ間が一触即発の状態に。そこで、イギリスの諜報機関であるMI6は、その宇宙船が日本から飛び立っているという情報をつかむ。その情報の真偽を確かめるためにショーン・コネリー（ジェームズ・ボンド）がMI6により日本に派遣されることになる。
なぜ、「二度死ぬ」というタイトルかというと・・・。
優秀なスパイとして知られるボンドは、敵の目を欺くために、まず一度香港で殺されたことにされるからである。死んだはずのボンドは、イギリス海軍の潜水艦で隠密裏に日本へ上陸。日本上陸後は、第50代横綱佐田の山の手引きで若林映子演ずる謎の女「アキ」と会い、在日イギリス人の協力者にようやく出会うものの、会った直後にまたもや殺されてしまう・・・が。（二度死ぬことに）。本当に死んでしまっては、シリーズも「ジ・エンド」ですが・・・(笑）。
日本も高度経済成長の真っ只中にあり、建築ラッシュ、地下鉄も工事が行われるなどの
背景も描かれ、日本人としては、懐かしい感じがしてきます。
007シリーズとしての評価は、低い作品といわれましたが、結構楽しめたような気がしました。
