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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

★訃報:400勝投手で監督も務めたカネやん(金田正一)死去。86歳。

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前人未到400勝投手の”カネやん”こと金田正一が亡くなった。86歳だった。

巨人は6日、国鉄、巨人の元投手でロッテの監督も務めた金田正一(かねだ・まさいち)氏が6日午前4時38分、急性胆管炎による敗血症のため、都内の病院で死去した、と発表した。

愛知県出身。享栄商を中退して1950年(昭和25年)国鉄(現ヤクルト)に入団。1965年に巨人軍に移籍し5年間プレーし、前人未到の400勝を達成。1969年限りで引退した。背番号「34」は巨人の永久欠番

・・・

1950年代~60年代、小・中学生の頃、メンコ(埼玉県・県北地方では「メンチ」と呼ばれた)で遊ぶことが多かったが、絵柄には、野球選手の似顔絵写真があり「オー・カネダ・ヒロオゥカ」と言う言葉が流行っていた。「王・金田・広岡」の選手の名前だ。

巨人・大鵬・卵焼き」ほど有名ではなかったが、野球選手といえば、巨人の3・4番のON(王・長嶋)と並んで、国鉄金田が有名だった。1958年に長嶋が立教大学を卒業して、金田投手に4打数4三振を期したのは有名。金田投手の落差の大きいスローカーブは打者をきりきり舞いさせたものだった。

プロ野球で選手・監督を引退した後は、テレビの野球解説者として、歯に衣着せぬ物言いで人気だった。

 

ご冥福を祈ります。

★お気に入りだった女優と現在注目の女優の最初に見た映画:日本の女優編。

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日本映画の女優では、ほぼデビューからリアルアルタイムで見てきた”過去の”お気に入り女優&現在の注目女優を選んだ。すでに大女優となって映画史に残る女優(高峰秀子若尾文子など)は除く。太字は最初に見た作品。

田中裕子

ベスト3:「天城越え」「北斎漫画」「ザ・レイプ」。

北斎漫画」(1981)「ええじゃないか」(1981)。同じ頃ドラマの「想い出づくり」。樹氷のCMで「タコがいうのよ~♪」が有名だった。「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」「ザ・レイプ」に続き、なんといっても「天城越え」とリメイクの「二十四の瞳」の大石先生。近年では「あなたへ」「深夜食堂」など。今はすっかり、人生経験をつんだ母親やおばあちゃん役。

f:id:fpd:20191006200856j:plain 「天城越え

秋吉久美子

ベスト3:「さらば夏の光よ」「バージンブルース」「の・ようなもの」。

旅の重さ」(1972)。主役のオーディションで落ちたが脇役で出演。主演の高橋洋子とその後は逆転するほどの女優人生。「赤ちょうちん」「妹」「バージンブルース」郷ひろみが驚くほどうまい演技を見せた「さらば夏の光よ」「不毛地帯」「パーマネントブルー真夏の恋」「八甲田山」「の・ようなもの」「透光の樹」など。

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松坂慶子

ベスト3:「蒲田行進曲」「上海バンスキング」「事件」。

事件」(1978)。「雲霧仁左衛門」「配達されない三通の手紙」「五番街夕霧桜」「わるいやつら」「青春の門」「男はつらいよ 浪速の恋の寅次郎、そして傑作の「蒲田行進曲」「迷走地図」「上海バンススキング」「火宅の人」「キネマの天地」「女ざかり」「カンゾー先生」「犬神家の一族」「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」「インスタント沼」「ホノカアボーイ」「武士の家計簿」「脇役物語」「僕達急行A列車で行こう」など。ドラマ「水中花」(1979年6月期)の主題歌「愛の水中花」はバニーガールスタイルのポーズで大ヒット。当時はスラリとしたプロポーションだったが、今では、ふっくらした貫禄のあるおかみさん役などが板についている。

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(以上は、かつてファンだった(=過去形)の女優)

竹内結子

ベスト3:「ストロベリーナイト」「サイドカーに犬」「なくもんか」。

黄泉がえり」(2003)。見ている作品は「天国の本屋~恋火」「リング」「星に願いを。」「サイドカーに犬」「クローズド・ノート」「チーム・バチスタの栄光」「ジェネラル・ルージュの凱旋」「なくもんか」「ゴールデン・スランバー」「FLOWERS ーフラワーズ」「僕と妻の1778の物語」「はやぶさ/HAYABUSA」「素敵な金縛り」「ポテチ」「ストロベリーナイト」「ふしぎな岬の物語」「残穢-住んではいけない部屋-」「殿,利息でござる!」「クリーピー 偽りの隣人」「コンフィデンスマンJP-ロマンス編-」など。ドラマではWOWOWの「大空港2013」など。

f:id:fpd:20191006202436j:plain 「サイドカーに犬

麻生久美子

ベスト3:「夕凪の街 桜の国」「シーサイドモーテル」「モテキ」。

純喫茶磯辺」(2008)。女優の追っかけでは一番多く作品を見ている女優。お気に入り女優「ワン・ツー」の一人。テレビドラマ「時効警察」のコメディエンヌぶり。デビュー作「カンゾー先生」(1998)「ひまわり」(2000)「Stereo Future」「RUSH!」「贅沢な骨」「アイデン&ティティ」「The 有頂天ホテル」「eiko エイコ」「CASSHERN」「ハサミ男」「涙そうそう」「どろろ」「夕凪の街 桜の国」「転々」ぼくたちと駐在さんの700日戦争」「アキレスと亀」「罪とか罰とか」「おと・な・り」「インスタント沼」「ウルトラミラクルラブストーリー」「シーサイドモーテル」「ロック~わんこの島~」「日輪の遺産」「モテキ」「ガール」「グッもーエビアン!」「舟を編む」(ポスターのみ)「小野寺の弟・小野寺の姉」「俳優 亀岡拓司」「翔んで埼玉」など。

f:id:fpd:20191006202246j:plain 「夕凪の街 桜の国」

(アラフォーのお気に入り女優)

蒼井優

ベスト3:「フラガール」「百万円と苦虫女」「宮本から君へ」。

フラガール」(2006)。「リリイ・シュシュのすべて」「鉄人28号」「ニライカナイからの手紙」「亀は意外と速く泳ぐ」「男たちの大和/YAMATO」「はちみつとクローバー」「シュガー&スパイス風味絶佳」「クワイエットルームへようこそ」「人のセックスを笑うな」「明日への遺言」「百万円と苦虫女」「TOKYO!」「ホノカアボーイ」「おとうと」「FLOWERSーフラワーズー」「るろうに剣心」「東京家族」「春を背負って」「岸辺の旅」「家族はつらいよ」「アズミハルコは行方不明」「家族はつらいよ2」「妻よ薔薇のように 家族はつらいよIII」「宮本から君へ」。

f:id:fpd:20191006202648j:plain 「フラガール

宮崎あおい

ベスト3:「わが母の記」「天地明察」「怒り」。

初恋」(2006)。三億円強奪事件の犯人が女子高生という設定。「EUREKA ユリイカ」「理由」「東京タワー~オカンとボクと,時々,オトン~」「サッドヴァケイション」「少年メリケンサック」「剱岳 点の記」「ソラニン」「おかんの嫁入り」「神様のカルテ」「ツレがうつになりまして」「わが母の記」「天地明察」「北のカナリアたち」「怒り」など。

f:id:fpd:20191006202828p:plain 「わが母の記

吉高由里子

ベスト3:「横道世之介」「婚前特急」「僕等がいた」。

蛇にピアス」(2008)。「紀子の食卓」(2006)「歌謡曲だよ,人生は 第6話 ざんげの値打ちもない」「転々」「僕の彼女はサイボーグ」「重力ピエロ」「カイジ 人生逆転ゲーム」「GANZ」「婚前特急」「探偵はBARにいる」「ロボジー」「ヒミズ」「僕等がいた 前編・後編」「横道世之介」「真夏の方程式」.ドラマでの印象が強い。「ガリレオ」シリーズ。「花子とアン」「東京タラレバ娘」「正義のセ」「わたし、定時で帰ります。」など。

f:id:fpd:20191006203117j:plain 「横道世之介

安藤サクラ

ベスト3:「百円の恋」「万引き家族」「愛と誠」。

愛のむきだし」(2009)。「罪とか罰とか」「色即ぜねれいしょん」「クヒオ大佐」「スイートリトルライズ」「ケンタとジュンとカヨちゃの国」「愛と誠」「かぞくのくに」「その夜の侍」「今日子と修一の場合」「春を背負って」「0.5ミリ」「百円の恋」「娚の一生」「DESTINY鎌倉ものがたり」「万引き家族」など。好みというより演技派女優として。

f:id:fpd:20191006203647j:plain 「百円の恋」

北川景子

ベスト3:「瞬 またたき」「HERO」「ジャッジ!」。

ハンサム★スーツ」(2008)「瞬 またたき」「映画 謎解きはディナーのあとで」「ジャッジ!」「ルームメイト」「HERO」など。テレビドラマ「家売るオンナ」が”男前”。

f:id:fpd:20191006203851j:plain 「ジャッジ!」

長澤まさみ

ベスト3:「モテキ」「コンフィデンスマンJPーロマンス編ー」「マスカレード・ホテル」。

世界の中心で、愛をさけぶ」。「コンフィデンスマンJPーロマンス編ー」「マスカレード・ホテル」その他では「黄泉がえり」「世界の中心で、愛をさけぶ」「涙そうそう」「隠し砦の三悪人The LAST PRINCESS」「つみきのいえ」「曲がれ!スプーン」「てぃだかんかん~海とサンゴとちいさな奇跡」「奇跡」「WOODJOB!~神去なあなあ日常~」「海街Diary」「グッドモーニングショー」「散歩する侵略者」「嘘を愛する女」など。テレビドラマ「コンフィデンスマンJP」のコメディエンヌぶりでポイントがグーンとアップ!?(笑)。

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  (アラサー&三十代半ばの女優)。

 

 

★Yahooから「はてな」に移行しても「プレゼント」届く。

ALWAYS四丁目ギドラの城」ブログのギドラさんから「城隍」(=Yahooブログでギドラさんのブログに10,000以上のコメントをした人:現在3人)の特典として、DVDが今日届いた。

ギドラさん、ありがとうございます♪

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■「青い山脈」(1946年版、原節子主演、今井正監督)

…過去に5回映画化(1949、1957、1963、1974、1988)されている。1963年版(吉永小百合主演)は見ている。1949年版がもっとも有名。

■「恋は緑の風の中」(1974年)

原田美枝子のデビュー作。舞台が埼玉県深谷市(fpdの出身地)なので、馴染みの風景が多かった。

■「ハムレット」(1996年)

…ローレンス・オリビエ監督・主演による「ハムレット」のほか、1969年版(ヒロインにマリアンヌ・フェイスフル)1990年版(メル・ギブソン主演、フランコ・ゼフィレッリ監督)とこの1996年版(ケネス・プラナー監督・主演)2000年版(イーサン・ホーク主演)などがある。この他「ハムレット」を下敷きにした映画では「悪い奴ほどよく眠る」(黒澤明監督)「女帝【エンペラー】」(2006、チャン・ツィイー主演、香港・中国)がある。

■「ビブリア古書堂の事件手帖」(2018)

■「未来のミライ」(2016)

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ハムレット」は1949年版と比較して楽しめそう。

 

「四丁目」では、毎月「クイズ」「相撲予想」その他様々な企画があり、誰でも参加できます。気軽に参加してみてください。
 

映画「マクベス」(2015)を見た。シェイクスピア4大悲劇の一つ。マイケル・ファスベンダー、マリオン・コティヤール主演。

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シェイクスピア四大悲劇の一つ「マクベス」(原題:MACBETH、2015)を見た。先日見た「ハムレット」に続く、シェイクスピアもので、難しそうという先入観がないわけではなかったが、2時間弱、飽きさせなかった。

オリラジの中田敦彦先生!(YouTube大学)の講義を受けていたので、いきなり予備知識無しで見るのと違って、わかりやすかった。出演は、マイケル・ファスベンダーマリオン・コティヤールなど。

YouTube大学:https://youtu.be/I6O5lnpzr18

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戦地からの岐路、謎めいた魔女と出会い、自分が領主となり、やがて王になるという予言を聞いたマクベス将軍(マイケル・ファスベンダー)。予言通りに、亡くなった領主の代わりにコーダの領主となった彼は、ダンカン王への忠誠心とは裏腹に、王座への野望を抱きはじめる。夫人(マリオン・コティヤール)も彼の良心を消し去ろうと画策するなか、王が彼の城に宿泊する日がやってくる…。

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歴史上のマクベスは王殺しをしたものの、優れた統治をし勇敢だったが、今回の映画では、悪人にしたほうがおもしろいということで、多少アレンジはしてあるようだ。

マクベスというのは、人間の弱さを象徴しているような描き方をしている。一見強そうに見えるその姿だが、自分の弱さに負けて、運命に翻弄されてしまう。人間は運命に逆らうことはできず、魔女のような超自然的な存在には負けてしまう弱い存在なのだ。

多くの人が死に、残酷なシーンも多い。現代にも通じる「名言」も多い。

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主な登場人物:

マクベス:本作の主人公。最初はスコットランドの武将だったが、魔女の予言によって王になる。作中では剣の腕もよく優秀な人物として描かれるが、野望を達成するための冷酷さに欠けた部分がある。

マクベス夫人:マクベスの妻。野心的な一面をもつ。マクベスは野望のために殺しに手を染めることをおそれていたが、夫人にそそのかされて犯行におよぶ。

■ダンカン:スコットランド王。マクベスに暗殺される。

■マルコム:ダンカンの長男。

■ドヌルベイン:ダンカンの次男。

■バンクォー:マクベスの友人で、スコットランドの武将。疑心暗鬼にかられたマクベスは、刺客を使って彼を暗殺した。のちに亡霊となって宴の席に出てくる。

ヘカテー: 3人の魔女の親分ともいえる存在。名前は、ギリシャ神話の女神からきている。

■マクダフ:スコットランドの貴族。マクベスによって妻子を暗殺され、マクベスを仇としている。

 

マクベス」のダイジェスト版のような映画。

★きょうは朝8時に”銀ブラ”。

けさは8時頃、有楽町・銀座界隈にいた。9時からの予定の前に「銀ブラ」。銀ぶらは、大正時代からの俗語で「銀座の街をぶらぶら散歩をすること」。「銀ブラ」ともいう。

それはともかく、朝8時では、まだ店も開いておらず、サラリーマンも就業前ということで人もまばら。

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丸の内ピカデリーは、DOLBY CINEMAがあす4日からスタートする。この劇場は、「ウエストサイド物語」が日本で初公開された時には、ロードショーが足掛け3年にわたり、一時期は入場者がビルを何重にも取り囲むほどの行列になったという。

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シネスイッチ」はかつては「銀座文化」と呼ばれた。2番館の名画座としてよく見た。近くには銀座並木座という映画ファンには聖地のような映画館があったが、消えていった。

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外堀通りに面した丸の内東映は、かつては東映ヤクザ路線の映画などが上映されていた。

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現在工事中だが、この場所は三原橋地下街があり、銀座シネパトス1・2というミニシアター(1館はピンク系)の2軒があったが数年前に閉館となった。

 

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松竹系の東劇は東劇ビルにある。今月18日から松竹ブロードウエイ・シネマである第3弾「42nd ストリート」(一般3,000円)があり、絶対に見に行く…と決めている。

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東劇の向かいは松竹図書館等を含む銀座松竹スクエアがある。f:id:fpd:20191003172412j:plain

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この公園は「中央区立築地川銀座公園」と呼ばれ、名犬チロリ記念碑などがある。

東銀座には「歌舞伎座」があるほか、「新橋演舞場」も近い。歌舞伎座は地下鉄の出口が1階にあり接続している。

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歌舞伎座には全く縁がないが、生涯に一度は行くことがあるのか(笑)。そんななか、ド派手な大型車(街宣車)が目に付いた。

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銀座三越は銀座四丁目のど真ん中にあるが、一時期三越伊勢丹の看板だったが、今ではブルガリ三越銀座店となっている。

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フランク永井は「有楽町で逢いましょう」だったがこちらでは「4丁目でましょう」だった。 「四丁目」というのはどこかで聞いたことがあるな(笑)。

 

★映画俳優、女優を印象づけた最初の映画って・・・?(外国女優編)

 

ある映画を見て、その俳優、女優がすごいと思って、過去の作品を追いかけたり、その後の新作を見続けるということがよくあった。徒然なるままに・・・(順不同)。

ソフィア・ローレン

学生になりたての頃に有楽町でみた封切り(古い!)映画「ひまわり」(1970)。ラストシーンで泣かされ、終了後洗面所に駆けつけ(涙を隠すため)顔を洗った。オールタイムマイベスト10映画の1本(10位)。

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その後、追っかけが始まり、過去作品では「昨日・今日・明日」「あゝ結婚」「レディL」「私はそんな女」「島の女」「河の女」「楡の木陰の欲望」「ふたりの女」「エル・シド」など多数。その後の新作では「ラ・マンチャの男」「結婚宣言」「逢いびき」「カサンドラ・クロス」「NINE」「プレタ・ポルテ」など。

クラウディア・カルディナーレ

エスタン」(1969)を新宿プラザ(劇場オープニング映画)で見て。過去作品の「ブーベの恋人」「刑事」「鞄を持った女」「上と下」「若者のすべて」「8 1/2」「ピンクの豹」「プロフェッショナル」「山猫」など。その後の作品では「赤いテント」「華麗なる対決」「ラ・スクムーン」など。ただ、80年代以降も出演作があるがほとんど見ていない。

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ドミニク・サンダ

悲しみの青春」(1971)の清楚な印象が強い。この映画が日本初デビュー。「暗殺の森」「刑事キャレラ/10+1の追撃」「マッキントッシュの男」「1900年」「家族の肖像」など。本数は少ないが、「悲しみの青春」の美貌は忘がたい。

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アン・マーグレット

「愛の狩人」(1971)をみゆき座でリアル・タイムで見た。リバイバルで「ラスベガス万才」(1963、大塚名画座)「泥棒を消せ」「シンシナティ・キッド」「ポケット一杯の幸福」(1961、デビュー作)「エニイ・ギブン・サンデー」など。

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シャーリー・マクレーン

スィート・チャリティ」(1968)の歌って踊るお茶目なコメディエンヌぶり。「あなただけ今晩は」「噂の二人」「アパートの鍵貸します」「八十日間世界一周」「ハリーの災難」(デビュー作)「黄色いロールス・ロイス」「女と女と女たち」。「真昼の死闘」「愛と喝采の日々」「愛と追憶の日々」「バレンタインデー」「LIFE!」など。

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オードリー・ヘプバーン

暗くなるまで待って」(1968)と「パリの恋人」(1957)を1969年に見た。「ローマの休日」(1953)は1970年代初頭に劇場リバイバルで見た。「ティファニーで朝食を」「尼僧物語」「昼下りの情事」「シャレード」「マイ・フェア・レディ」「おしゃれ泥棒」「パリで一緒に」「麗しのサブリナ」など。

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キャサリン・ヘプバーン

旅情」(1955)をリバイバルで1970年ごろ劇場鑑賞。「招かれざる客」「冬のライオン」「アフリカの女王」「勝利の朝」「黄昏」など。

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キャンディス・バーゲン

「…YOU…」(1970)でファンに。その後「パリのめぐり逢い」「ソルジャー・ブルー」「さらば荒野」「愛の狩人」「砲艦サンパブロ」「弾丸を噛め」「ガンジー」「メラニーは行く!」「ハッピー・フライト」などを見た。

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youtu.be (学生運動の残り火がくすぶる時代の”ノンポリ”の青春の10代でした。笑)。

キム・ベイシンガー

「ナイン・ハーフ」(1986)。その後見たのは「ネバーセイ・ネバーアゲイン」「バットマン」「花嫁はエイリアン」「ゲッタウェイ」「あなたに恋のリフレイン」「愛という名の疑惑」「セルラー」「L.A.コンフィデンシャル」「プレタポルテ」「8 Mile」「ザ・センチネル/陰謀の星条旗」「ザ・ゲーム」など。

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ニコール・キッドマン

ムーラン・ルージュ」(2001)。その後見た主な作品は「めぐりあう時間たち」「コールド・マウンテン」「白いカラス」「ザ・インタープリター」「NINE」「アイズワイドシャット」「ピースメーカー」「バースディ・ガール」「シークレッド・アイズ」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」など。

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 ■メリル・ストリープ

ディア・ハンター」(1978)。初期作品で印象的なのは「クレイマー、クレイマー」(1979)。「恋におちて」「マディソン郡の橋」「めぐりあう時間たち」「今宵、フィッツジェラルド劇場で」「プラダを着た悪魔」「大いなる陰謀」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」「8月の家族たち」「マンマ・ミーア!」「マダム・フローレンス/夢見るふたり」「ダウト~あるカトリック学校で~」「ジュリー&ジュリア」「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」「マンマ・ミーア!ヒア・ウィーゴー」など見たがどれも演技派女優のナンバーワンと思わせる映画ばかり。

 

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映画「アイリッシュマン」がすごいらしい。批評家が満点の評価(ロッテン・トマト)。

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映画「アイリッシュマン」がすごいらしい。巨匠マーティン・スコセッシ監督の最新作、Netflixオリジナル映画「アイリッシュマン」が批評家やジャーナリストからの絶賛が寄せられているという。9月30日現在、大手レビューサイトRotten Tomatoesでは批評家スコア100%フレッシュを獲得。

Rotten Tomatoes(ロッテン・トマト)では全米の様々な作家協会・映画評論家団体が承認した執筆者による各映画のレビューが掲載され、スタッフが作品ごとに肯定・否定のそれぞれのレビューを集計し、賛否の平均値は点数として掲出される。

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名称の“ロッテン・トマト”は「腐ったトマト」の意。「拙い演技に怒った観客が腐ったトマトなどの野菜類を舞台へ投げつける」という、映画や小説で頻出するクリシェ(フランス語cliché:よく聞くありがちな決まり文句や表現)を由来に名付けられた。 

おっとと、脱線。

映画は、2019年11月27日(水)に全世界同時配信となる。上映時間は209分(約3時間半。長い!)という超大作のようだ。試写会が行われ、SNSでも「傑作」との声や、ロバート・デ・ニーロをはじめとする出演者への賛辞が溢れているというのだが・・・。

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舞台は第二次世界大戦後から1970年代にかけてのアメリカ。全米トラック運転組合チームスターを牛耳り裏社会との親密な関係で知られたジミー・ホッファと彼の下で数々の犯罪に手を染めたフランク・”アイリッシュマン”・シーランを描く、実話をもとにした作品。

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ジミー・ホッファ(1913~1975)はアメリカの現代史では有名な人物。第二次大戦前、トラック運転手の労働組合を組織して高い交渉力で頭角を現し、一介のトラック運転手から全米随一の労働組合の指導者となった。裏社会との親密な関係で知られ、殺人や汚職など数々の犯罪の背後に彼の存在があった。

後にケネディ政権下でロバート・ケネディ司法長官らに厳しく批判されて逮捕され、ニクソン政権下で司法取引の後、組合の委員長職から退くことで釈放される。1975年、行方不明となり、後に死亡扱いとなった。

彼の下で数々の汚れ仕事をこなしたのが労働組合の幹部であり同時にマフィアの構成員でもあったフランク・シーランで、死の直前、彼はある”衝撃の告白”をしている。

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これらの実話を踏まえて2004年に発表されたノンフィクション作品 ”I Heard You Paint Houses”(チャールズ・ブラント著)を元に映画化したのが今回の「アイリッシュマン」。Netflix1億2千500万ドルもの巨額の製作費を投じた。作品は晩年のフランク・シーランが過去を振り返ることという展開のようだ。

ジミー・ホッファを映画化した作品としては、ホッファの若き日をモデルにした人物をシルヴェスター・スタローンが演じた「フィスト」(1978年)、ジャック・ニコルソンがホッファを演じた「ホッファ」(1992年)などがある。いずれも見逃しているので、この機会に見直すのもいいかも知れない。

 

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