映画「グロリア」などで知られる米俳優ジーナ・ローランズが14日、米カリフォルニア州の自宅で死去した。94歳だった。家族が6月、アルツハイマー病を公表していた。複数の米メディアが報じた。
テレビや舞台俳優として活躍した後、1958年に映画デビュー。夫で俳優のジョン・カサべテス監督の作品に数多く主演した。
精神のバランスを崩した女性を演じた「こわれゆく女」(1974)、マフィアに立ち向かう女性を熱演した「グロリア」(1980)で、米アカデミー賞主演女優賞にノミネート。
「オープニング・ナイト」(1977)でベルリン国際映画祭の女優賞に輝いた。
息子のニック・カサべテス監督作「きみに読む物語」(2004)では、ライアン・コズリングとレイチェル・マクアダムスが主演だが、ジーナ・ローランズはヒロインのレイチェル・マクアダムズの晩年を演じた。
くしくも役柄がアルツハイマーを患っていた老女の役だった。コズリングの晩年は、ジェームズ・ガーナーが演じていた。
2015年、米アカデミー名誉賞を受賞。
ご冥福をお祈りいたします。
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