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映画「トゥモロー・モーニング」(原題:Tomorrow Morning、2022)を見る。

トゥモロー・モーニング」(原題:Tomorrow Morning、2022)を見た。
タイトルの意味は「明日の朝」になればすべてが変わる…といった意味で、映画のオープニングで歌われる楽曲。

イギリスの作曲家のローレンス・マーク・ワイスによる脚本と音楽で2006年にロンドンで初演され、2013年には日本でも上演された同名ミュージカル舞台を映画化した。

監督は、ミュージカルやオペラの演出家として活躍するニック・ウェンストン。

<10年前の結婚前夜の男と女>と<現在の離婚前夜の男と女>の2つの時代を交錯させた映画。主役を演じるのはサマンサ・バークスラミン・カリムルーという舞台がメインの俳優。

サマンサは、映画「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役で知られ、ラミンは映画「オペラ座の怪人」のヒロイン、クリスチーヌの父親役(カメオ出演)などがある。


本格派のミュージカル俳優たちによる歌声と踊りが見られるので、ミュージカル・ファンには見ごたえがある。特に「ダーティ・ダンシング」のようなダンスはナイスバディがはじけて?見どころ。

・・・
<10年前>

ロンドンで画家を夢見るキャサリンサマンサ・バークス)と小説家を目指すビル(ラミン・カリムルー)は、明日に結婚式を控えて、ロンドン・ブリッジの見えるデッキにいる。

キャサリンが「約束して。今のこの瞬間を忘れないと」とビルに言うと「忘れない」と応えるビルだったが…。

<結婚して10年が経った現在>
キャサリンは画家として、ビルは売れっ子コピーライターとして成功を収めていたが、いつの間にか2人の心はすれ違い、ぎくしゃくして喧嘩ばかりの毎日。結婚時、お腹にいた息子ジャックは10歳になり、キャサリンが引き取りビルとは別居生活。

時々、週末にビルが息子に会いに行くという日々。そして、離婚を決意し、明日には弁護士を挟んで離婚という前夜だった。

離婚を目前に、2人は出会ったころ、そして結婚前夜の記憶をたどり始める…。

・・・
同じ俳優が、10年の時間差の二つの時代を演じるので、男は10年後の現在は髭面にして、演じ分けている。


ロンドンに住むキャサリンとビル。キャサリンには過去に幾人かのボーイフレンドがいたが、とあるパーティーで彼女はビルと出会って、2人は運命の恋に落ち、やがて結婚。過去の男たちの描写は必要だったのか?


離婚の手続きのため、弁護士と妻キャサリンのいる場所に向かうビル。そして、そこでビルが現れた瞬間に弁護士は席を立ってしまう。


ビルの出した最終結論とは…。

「あの時の約束」が頭から離れず…だったのはキャサリンもビルも同じだったということで、ハッピーエンドだった(ネタバレ)。


ただ、正直なところ、主役の二人が舞台では映えるかもしれないが、ルックス的に映画では魅力に乏しく、好みの問題になるが一押しとは言えないのが残念(笑)。


2022年製作/110分/G/イギリス
原題:Tomorrow Morning
配給:セテラ・インターナショナル

「U-NEXT」(ポイント399円)で鑑賞。

 

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