ウディ・アレン監督の最新作「リフキンズ・フェスティバル」(原題:Rifkin’s Festival)の日本公開日が、2024年1月19日(金)に決定し、海外版予告映像が公開された。
ヨーロッパでは、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭に位置付けられるスペインの最大の映画祭「サン・セバスチャン国際映画祭」を舞台に、ウディ・アレン監督が自身の集大成ともいえる映画愛溢れる映画を完成させた。
サン・セバスチャンというと、映画と美食の街として知られている。その街のサンセバスチャン映画祭を舞台に「8 1/2」「市民ケーン」「勝手にしやがれ」などが登場するというだけでも興味津々。
ウディ・アレンのフェリーニ、オーソン・ウェルズ、ゴダール監督らに対する敬愛ぶりがうかがえる。映画ファンにとっても、楽しめそうな作品になりそうだ。
「人生は、まるで映画だ。人生は、ときに喜劇だ。ドラマチックで、ロマンチック。そしてミステリーだ」
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ニューヨークの大ので映画学の教授で売れない作家のモート・リフキン(ウォーレス・ショーン)は、妻スー(ジーナ・ガーション)に同行し、サン・セバスチャン映画祭に参加。
妻は有名なフランス人監督フィリップ(ルイ・ガレル)の広報を担当している。
リフキンが映画祭に同行したのには理由がある。いつも楽しそうな2人を横目に妻の浮気を疑っているのだ。
そんなある日、リフキンが街を一人ふらついていると、突如、フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」の世界が目の前に現れる。
さらに夢の中では、自分がオーソン・ウェルズ監督の「市民ケーン」、ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」に出ていたり…。
ウディ・アレン監督も実際に敬愛する傑作クラシック映画の世界に没入する不思議な体験が次々に巻き起こる。
そんな中、妻への疑惑のストレスで心気症となったモート・リフキンは美しい医師ジョー(エレナ・アナヤ)と出会い…。
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主演のモート・リフキンを演じたのは、ウディ・アレン監督「マンハッタン」で映画デビューを果たしたウォーレス・ショーン。
そのほか「ラジオ・デイズ」「ウディ・アレンの影と霧」「スコルピオンの恋まじない」「メリンダとメリンダ」など多くのアレン作品に出演する常連俳優が、アレンの分身とも言えるモート・リフキン役で人生の悲喜交交を演じる。
妻のスー役には「バウンド」「フェイス/オフ」のジーナ・ガーション。「私が、生きる肌」「ワンダーウーマン」のエレナ・アナヤが医師ジョー役、「グッバイ・ゴダール!」「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」のルイ・ガレルが映画監督フィリップ役を演じる。
撮影監督は「カフェ・ソサエティ」「女と男の観覧車」「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」でもアレンとタッグを組んだ83歳の巨匠ヴィットリオ・ストラーロ。
映画「Rifkin’s Festival(原題)」は、2024年1月19日(金)より全国公開。