「ALWAYS四丁目」のギドラさんから、またまた四丁目限定品の映画「DVD」4作品(5枚)がきょう届きました。ギドラさん、ありがとうございます♪
■「華麗なる一族」(昭和49年)
大富豪の銀行家一族を中心に、政財界にまたがる富と権力をめぐる人間の野望と愛憎を描く社会派ドラマ。山崎豊子の同名小説を山本薩夫監督が映画化した超大作。
阪神銀行の頭取・万俵大介(佐分利信)。関西財界にその名をとどろかせる万俵一族は、子息を次々と政財界の大物と結婚させ、その勢力を広げ、磐石なものとしていた。
そうした工作は、華族出身の世間知らずな妻・寧子(月丘夢路)ではなく、永らく家庭教師兼執事を務める高須相子(京マチ子)の手腕によっていた。だが、一族の歯車は徐々に狂い始める……。
■「小説吉田学校」(昭和58年)
被占領下の戦後日本―――、対日講和条約の締結に命を賭けた吉田茂(森繁久彌)とその門下生たちの苦闘、そして政敵・鳩山、三木との宿命の対決。解散・総選挙、政局の嵐はとどまるところを知らずに吹き荒れる……!
すべて実名で登場する政治家には群像ドラマにふさわしい豪華キャストを配し、政治の世界の表裏に繰り広げられる、男たちの真剣勝負の数々を壮大なスケールで再現!!
主な出演:芦田伸介、小沢栄太郎、梅宮辰夫、竹脇無我、西郷輝彦、夏目雅子、若山富三郎、池辺良ほか。
■「生きる」(昭和27年)
無為に日々を過ごしていた市役所の課長(志村喬)が、胃癌で余命幾ばくもないことを知り、己の「生きる」意味を市民公園の整備に注ぐ姿が描かれている。
黒澤作品の中でもそのヒューマニズムが頂点に達したと評価される作品で、題名通り「生きる」という普遍的なテーマを描くとともに、お役所仕事に代表される官僚主義を批判した。劇中で志村演じる主人公が『ゴンドラの唄』を口ずさみながらブランコをこぐシーンが有名。
ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本で英国でリメイクされた(日本公開は今年3月)。
■「暴力金脈」(昭和50年)
映画「暴動島根刑務所」に続いてコンビを組む主演・松方弘樹と監督・中島貞夫が、大企業を食い尽くす総会屋の赤裸々な生態と、大資本に立ち向かう一匹狼の総会屋の虚々実々の攻防戦をダイナミックに魅せた異色超大作。
企業暴力を軸に、実力で決着をつける男たちの熾烈な戦いを、松方弘樹ほか梅宮辰夫、丹波哲郎、若山富三郎ら豪華演技陣で描いた衝撃作。