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映画「カモン カモン」(原題:C'MON C'MON、2021)を見る。

カモン カモン」(原題:C'MON C'MON、2021)を見る。劇場では昨年4月に公開された。
「ジョーカー」などのホアキン・フェニックス演じる主人公と9歳のおいとの温かい共同生活を、モノクロの映像で描くヒューマンドラマ。子供たちにインタビューする仕事をしているラジオジャーナリストが、おいとの生活に戸惑いながらも距離を縮めていく。監督は「20センチュリー・ウーマン」などのマイク・ミルズ


共演はウディ・ノーマンやドラマシリーズ「トランスペアレント」のギャビー・ホフマンなど。音楽をロックバンド「ザ・ナショナル」のアーロン・デスナーとブライス・デスナーが担当。

 

タイトルの「C'MON C'MON(カモン・カモン)」は9歳の子供の大人びたセリフの中に登場する「先へ、先へ!」(カモン・カモン)からきている。
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ラジオジャーナリストのジョニー(ホアキン・フェニックス)は、妹のヴィヴ(ギャビー・ホフマン)が別居中の夫の手伝いのため留守にするあいだ、9歳の甥、ジェシーウディ・ノーマン)の面倒を見ることになる。


普段、子どもたちにインタビューする仕事をしているというのに、子どもと長時間向き合った経験がジョニーにはほとんどない。おまけにジェシーは独特の個性の持ち主。初対面同然のふたりの生活が、探り合うように始まる。


LAの妹の家で突然始まった共同生活は、戸惑いの連続。好奇心旺盛なジェシーは、ジョニーのぎこちない兄妹関係やいまだ独身でいる理由、自分の父親の病気に関する疑問をストレートに投げかけ、ジョニーを困らせる一方で、ジョニーの仕事や録音機材に興味を示し、2人は次第に距離を縮めていく。仕事のためNYに戻ることになったジョニーは、ジェシーを連れて行くことを決めるが…。
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ジェシーを演じているウディ・ノーマンという子役が、大人顔負けの直球の質問を浴びせてくるので、面倒を見ている叔父がたじたじになってしまうほど。

ジョニーがジェシーに「未来について考えたことがあるか?」と聞くと「(未来は)起こるかもしれないことは起きない。考えもしないことが起こる」というジェシー


映画はモノクロで、ニューヨーク、ロサンジェルスデトロイトニューオリンズの4都市が描かれる一種のロードムービーでもある。


ホアキン・フェニックスは、映画「ジョーカー」でジョーカーを怪演したが、その次の作品がこの映画で、自然体でリアルに演じていている。地味だが考えさせられる映画ではある。

www.youtube.com

監督:マイク・ミルズ
音楽 :アーロン・デスナー、ブライス・デスナー
制作国:アメリ
脚本:マイク・ミルズ

108分、モノクロ

 

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