ことしも残りわずか5日。年が明けると、大相撲初場所(2023年1月8日初日、東京・両国国技館)が始まる。初場所の新番付が26日、発表された。大関以上は東横綱・照ノ富士、西大関・貴景勝のみという寂しさ。これで、横綱が休場でもしたら、相撲も面白みがなくなりそう。
(一部修正)
1横綱1大関は17代横綱・小錦、大関・鳳凰が番付に載った1898(明治31)年1月の春場所以来、125年ぶりの事態となった。
一方で、4関脇4小結の三役8人というのは、1962年夏場所以来、約61年ぶりとなる。4関脇は2000年初場所(魁皇、栃東、武双山、貴ノ浪)以来、23年ぶり。
大関から陥落した正代は今場所で10勝以上を挙げれば、規定により大関に復帰できる。
若隆景は6場所連続の関脇で上位陣では最も安定感がある。先場所11勝した豊昇龍は、勢いがる力士の一人で、大関昇進への足場固めを狙う。
先場所優勝決定ともえ戦に進んだ高安は2021年名古屋場所以来の関脇に復帰した。
昨年1年間は6場所ですべて優勝力士が異なるという混とん状態。横綱照ノ富士か大関貴景勝のどちらかが優勝して、横綱・大関の格の違いを見せてほしいところ。
なお、逸ノ城は「コンプライアンス違反」(コロナ関連の飲酒や親方夫人への暴力など)で初場所は出場停止。過去にたびたび問題を起こし、アルコール依存症の疑いもあるとのこと。昨年の優勝力士の一人、逸ノ城も前途多難の予感が…。
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