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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「隣のヒットマン」(原題: The Whole Nine Yards, 2000)。ブルース・ウィリスのブラックコメディ映画。

                               

隣のヒットマン」(原題: The Whole Nine Yards,2000)は、ブルース・ウィリス主演のB級映画だろうと二の足を踏んでいた作品だった。期待しないでみたら面白かった。

ブルース・ウィリスが、ランニング姿で「ダイ・ハード」を思わせる格好もあるが、撃ち合いも激しい争いもないコメディ映画だった。


ある日、歯科医の夫婦の隣に伝説的な殺し屋が引っ越してきたことから、一見平和な住宅街に殺意の連鎖が巻き起こる騒動を描いたシニカルなコメディ。

 


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歯医者のニコラス・“オズ”・オゼランスキー(マシュー・ペリー)は、妻であるソフィ(ロザンナ・アークエット)の父親が不祥事で残した多額の借金を抱え、夫婦関係は互いに殺意を抱くほど最悪の状態だった。


ある日、夫妻の隣に刑務所から出所した伝説のヒットマン(殺し屋)のジミー・“チューリップ”・チュデスキ(ブルース・ウィリス)が引っ越してきた。


ジミーはシカゴのボスを裏切って追われる身だった。そんなジミーとオズはすぐに意気投合するが、ソフィはジミーがマフィアに追われている事を知り、マフィアにジミーが近所にいる事を密告してお金(報奨金)をもらおうと考え、ソフィーはオズを報奨金目当てにそそのかしてマフィアのところまで行かせるのだった。


同時にソフィはオズの保険金目当てに殺し屋を雇おうとしていた。オズはマフィアのボス・ヤンニ(ケヴィン・ポラック)を連れて、ジミーの家まで案内するのだが…。


・・・
オズがシカゴに到着してからの監視役が、ジミーの妻シンシア・チュデスキ(ナターシャ・ヘンストリッジ)だったが、オズはシンシアにメロメロになってしまう。それが、あとでジミーに発覚することになり、二転三転の大騒動に発展するところが面白い。

 シンシア・チュデスキナターシャ・ヘンストリッジ


ナスターシャ・ヘンストリッジという女優は、1940年代に登場しそうな美人女優で「L.A.コンフィデンシャル」のキム・ベイシンガーのような美貌の持ち主。のちの映画で「彼が二度愛したS」に出演していた。


マイケル・クラーク・ダンカンのいつもニコニコの愛想笑顔だが、オズを追い詰めていくときのやり口には、すさまじさがある。


ブラック・コメディ的な要素が強く初めから最後まで飽きさせない映画だった。


【キャスト】
■ジミー・“チューリップ”・チュデスキ:ブルース・ウィリス
殺し屋。ゴーゴラックファミリー御用達のヒットマン。左腕の上腕二頭筋にチューリップのタトゥー。悪事の数々から新聞に名前と顔が載るほどの有名人。
■ニコラス・“オズ”・オゼランスキー:マシュー・ペリー
歯科医。妻とその母との関係は最悪。苛立ちから情緒不安定になることがある。
■ソフィ・オゼランスキー:ロザンナ・アークエット
オズの妻。喫煙者。夫を殺して保険金を狙う悪妻。
■フランキー・フィグズ:マイケル・クラーク・ダンカン
チュデスキの友人で、巨漢男。表面は穏やかだが、凄みもある。
■シンシア・チュデスキ:ナターシャ・ヘンストリッジ
ジミーの美人妻。
■ジル・セント・クレア:アマンダ・ピート
オズが務める歯科の事務係。働いて3週間目。オズとは懇意の仲で彼の妻であるソフィとの関係を清算したがっている。
■ヤンニ・ゴーゴラック:ケヴィン・ポラック
マフィアのボス。
■ハンソン捜査官:ハーランド・ウィリアムズ

 

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