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【王将戦七番勝負】藤井王将対羽生九段、来年1月開催。ドリームシリーズ。

   

国民栄誉賞も受賞したレジェンド・羽生善治九段藤井聡太王将への挑戦権を獲得し、ドリームシリーズ「王将戦七番勝負」が来年初頭に開催される。


2017年にデビュー以来負けなしの29連勝をマークした藤井聡太に対し、羽生善治九段はタイトルを徐々に失い、4年前にはついに無冠に転落。


順調に戴冠を重ねる藤井との立場は完全に入れ替わった。羽生は「自分の結果が伴っていない中で、タイトル戦での対決は現実的に難しいと思っていた」と実直な心境を明かす。フェードアウトして藤井とすれ違いに終わる可能性が徐々に高まっていくなかで、永世7冠のレジェンドは見事に復活。

 羽生九段の秘策は…

藤井竜王とは過去1勝8敗と相性は悪いが「対戦してみないと分からないところも多々ある。番勝負が始まっていくなかで体感したい。自分自身の棋力を充実させて臨むということに尽きます」と、肩に力の入らない決意表明が逆に力強い。


羽生九段対藤井王将。まさに〝夢のタイトル戦〟となる大一番。「王将戦の七番勝負は年明け、1年の最初から始まる。将棋ファン、将棋に関心のなかった人たちにも興味を持って楽しんでもらえるような将棋を指せたらいい」と抱負を口にした。


50代でのタイトル挑戦については「年齢は気になる。しかし、今置かれている現状の中で一生懸命やっていくしかない。一局一局を大事に指していきたい」。


最後に藤井王将との七番勝負について、攻略のイメージを問われると「これからしっかり準備と対策を煮詰めていけたらいい」と笑みをこぼした。


将棋に詳しくない人でも、羽生善治九段の名前を聞いたことがある人は多い。映画にも登場した。「聖(さとし)の青春」(2016)だ。

    羽生九段(ポスター下)


天才・羽生九段と「東の羽生、西の村山」と並び称されながら、難病のため29歳という若さでこの世を去った村山聖(さとし)九段の壮絶な人生を描いた映画だった。原作である大崎善生のノンフィクションは、将棋ファンの間でもバイブル的な一冊として愛されている。


村山を演じた松山ケンイチは、過酷な増量で外見を近づけつつ、幼少期から難病を患っていた村山が病や死とどのように向き合ってきたのかという内面の役づくりにも励んだ。
松山ふんする村山が、文字通り自らの命を削って盤面に向かう姿からは、彼の将棋に対する執念を垣間見ることができる。


松山は「ヒロインが羽生善治さんという硬派な作品です」とコメントしていたが、東出昌大ふんする羽生をはじめとするライバルたちとの友情や、リリー・フランキー演じる森信雄師匠との温かな師弟愛も描かれていた。


ちなみに、東出は羽生本人から譲りうけた1996年のタイトル七冠達成時のメガネを劇中でかけていたという。そのメガネ姿で、羽生のクセまで完璧に再現してみせた。
・・・
ところで「プロの将棋界の仕組み」とは?


プロである棋士」になるためには、一部の例外を除いて奨励会」という育成機関に入る必要がある。そのためには師匠に弟子入りをしなければならない。


奨励会6級からスタートし、好成績を収めると級、さらには段が上昇していく。最終的に三段リーグで上位2人に入ると四段に昇段プロ入りすることができる。


棋士は新四段が入る一方、年齢などで引退する人もいるため毎年、約160~170人になっている。四段から先は、通算成績やタイトル獲得、棋戦優勝などの条件を満たすことで昇段する。


最高段位は九段藤井聡太竜王は2020年に棋聖・王位のタイトルを獲得したことで、デビューからわずか4年ほどで八段まで昇段した。


将棋界には数々の名棋士が在籍。
■現役では国民栄誉賞も受賞したレジェンド・羽生善治九段
■最年少で名人を獲得した谷川浩司九段
■現在は名人を含み3つのタイトルを保持する渡辺明名人
竜王など五冠のタイトルを持ちトップ棋士となった藤井五冠

 

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