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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ジェントルメン」(2021)を見る。監督はガイ・リッチー(「コードネーム U.N.C.L.E.」)。

ジェントルメン」(2021)を見る。監督は「コードネーム U.N.C.L.E.」(2015)などのガイ・リッチー。出演はマシュー・マコノヒーヒュー・グラントコリン・ファレルなど。「ノッティングヒルの恋人」などのロマコメ俳優ヒュー・グラントが言われなければわかなない風貌(笑)。

                      ヒュー・グラント(左)


ストーリーが複雑に絡み合い難解。というわけで、ネットの解説にある登場する「ワル紳士たち」は6つに分けられるというのを頭に入れておくとわかりやすそうだ。


大麻ビジネスの所有権をめぐって直接関わる上位3勢力と、金目当てや私怨から間接的に関わってくる下位3勢力がいるという。

             ミッキーマシュー・マコノヒー

第1の上位勢力の中心は総資産4億ポンド(約500億円)もの大麻王国を売却して引退を考える主人公ミッキー(マシュー・マコノヒー)と右腕のレイ(チャーリー・ハナム)。
第2が、ミッキーが売却を持ちかけた富豪のユダヤ系米国人マシュー。

第3がこの売却話に割り込んでくる中華系マフィア勢力。
下位3勢力は大麻ビジネスを狙うのではなく、別の動機を持った紳士たち。
第4の勢力がミッキーに怨みを抱くゴシップ紙編集長(エディ・マーサン)と彼に雇われて大麻王の犯罪の証拠を探る私立探偵フレッチャー(ヒュー・グラント)。
第5がミッキーの秘密農園を襲ったスラムの不良4人組と彼らを指導するコーチ(コリン・ファレル)。

第6がやはり私怨からミッキーの命を狙うロシア人富豪とその手下たちだ。これらのワルたちが、うわべは紳士的に交渉していてもその裏で出し抜こうと画策したり、同じ勢力内でも裏切りや下剋上があったり、敵対勢力かと思いきや生き残りのため忠誠を誓ったりと、関係性も二転三転して先が読めない展開となる。
・・・
大麻」をめぐる陰謀、襲撃、賄賂、恐喝など、紳士の顔をしたワルたちによる、裏の裏をかくスリリングで汚れた駆け引きがはじまる。果たしてミッキー・ピアソンは、平穏な日々を手に入れることができるのか?

 


裏稼業で荒稼ぎする男たちのおしゃれなファッションや豪華なインテリアも見どころ。ミッキーや貴族たちの豪邸、新聞社編集部の一室など、どの部屋も趣味のいいインテリアが揃っている。


本作のストーリーで重要な部分を担っている大麻ビジネス。日本では大麻は違法だが、オランダ、アメリカ、カナダなど、近年は多くの国で合法化が進んでいる。


本作の舞台となっているイギリスでは、日本と同じく大麻はまだ違法。しかし作中で触れられていたが、数年のうちには合法になるだろうと言われている。

【主な登場人物】
■ミッキー・ピアソン(マシュー・マコノヒー)…「マリファナ・キング」として名をはせる大物。
■レイモンド・スミス(チャーリー・ハナム)…ミッキー・ピアソンの右腕。一見事務員のように穏やかな見た目だが、実は恐ろしい男。
■ロザリンド・ピアソン(ミシェル・ドッカリー)…ピアソンの妻ロザリンド。
■ドライ・アイ(ヘンリー・ゴールディング)…ミッキー・ピアソンのビジネスを買収したいと申し出る、中国マフィアのアンダーボス(若頭)。
■コーチ(コリン・ファレル)…アマチュア格闘技集団「トドラーズ」のコーチ。ミッキーの大麻栽培施設を襲撃し、その様子を撮影した映像にラップを合わせてネットにアップしてしまうという事件が勃発。ミッキーからの報復を恐れ、ビデオを削除するよう命じる。
■マシュー・バーガー(ジェレミー・ストロング)…アメリカのユダヤ人大富豪。
フレッチャー(ヒュー・グラント)…ビッグ・デイブの依頼を受けてミッキーの身辺を調査するゲスな探偵。
■ビッグ・デイブ(エディ・マーサン)…ミッキーに腹を立てて探偵を雇うタブロイド紙の編集者。

 

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