「グレイマン」(原題:The Gray Man、2022)を見る。Netflix配信作品としてテレビで盛んにCMが流されているアクション巨編。10年以上も前に映画化が企画され、当初はブラッド・ピット主演もうわさされたが、紆余曲折し、2020年ごろから本格撮影開始。プラハなどで撮影が行われた。ド派手な爆破、破壊シーンも多く、製作費は2億ドル(約260億円)と、Netflix史上最も高額な作品となった。
監督は「アベンジャーズ/エンドゲーム」のアンソニー・ルッソとジョー・ルッソが監督し、マイク・ラロッカと共同で製作のアメリカのアクション・スリラー映画。
主演は「ラ・ラ・ランド」のライアン・コズリング。共演は”キャプテン・アメリカ”役で知られるクリス・エヴァンス、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のアナ・デ・アルマス、「マトリックス レザレクションズ」のジェシカ・ヘンウィックほか。
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【ストーリー】
服役中のコート・ジェントリー(ライアン・コズリング)はCIAのフィッツロイ(ビリー・ボブ・ソーントン)にリクルートされて秘密暗殺者シエラ・シックスとなる。
18年後、シエラ・シックス(コート・ジェントリー)はバンコクでダイニング・カー暗殺を命じられるが、死ぬ間際に彼が仲間のシエラ・フォー(カラン・マルヴェイ)であると教えられ、データチップを渡される。
CIAの裏切りを知ったシックスは逃亡するが、本部長カーマイケル(レゲ=ジャン・ペイジ)はロイド・ハンセンに指揮させ、スザンヌ・ブリューワーを補佐に付けてシックスを追わせ、賞金を懸ける。
信頼する元上司フィッツロイも姪クレア(ジュリア・バターズ)の命を梃に脅されてシックス殺害命令を出さざるを得ない。シックスはCIAエージェントのダニ・ミランダ(アナ・デ・アルマス)の協力を得て、データチップにカーマイケルの悪事が記されていることを突き止める。
シックスとミランダは、ウィーン、プラハなどで襲撃をかいくぐって逃げ、クロアチアでロイドに監禁されたクレアを救出するもフィッツロイは死ぬ。スザンヌ(ジェシカ・ヘンウィック)はロイドを殺し、シックスとミランダを逮捕する。
襲撃失敗と大損害の責任はロイドに負わされ、カーマイケルもミランダも不問とされる。監禁されていたシックスは逃亡し、保護されていたクレアを救出する。
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バンコク、トルコ、ウィーン、香港、プラハにクロアチアなど、世界を股にかけた攻防が展開され「007」並みのスケールで市街戦などが繰り広げられるアクション巨編となっている。素手によるアナログ的なアクションも見どころ。憂いを帯びた表情の役が多いライアン・コズリングもまるでアクション俳優のようだった(笑)。
【キャスト】
■シエラ・シックス / コート・ジェントリー(ライアン・ゴズリング)
CIAに裏切られ、逃亡生活を余儀なくされる秘密暗殺者。
■ロイド・ハンセン(クリス・エヴァンス)
CIAに雇われ、シックスの命を世界各地で狙う暗殺者。残虐な性格を持つ。
■ダニ・ミランダ(アナ・デ・アルマス)
シックスを助けるCIAエージェント。
■スザンヌ・ブリューワー(ジェシカ・ヘンウィック)
カーマイケルの部下。ロイドの補佐に付けられる。
■デニー・カーマイケル(レゲ=ジャン・ペイジ)
CIA本部長。
■ラズロ・ソーサ( ヴァグネル・モウラ)
シックスを罠にかけるパスポート偽造業者。
■クレア・フィッツロイ(ジュリア・バターズ)
ドナルドの病弱な姪。
■アヴィク・サン(ダヌーシュ)
シックスを狙うタミル人のフリーの暗殺者。
■マーガレット・ケイヒル(アルフレ・ウッダード)
元CIAロンドン支局長でフィッツロイの友人。現在はプラハで隠居生活を送っている。
■ドナルド・フィッツロイ(ビリー・ボブ・ソーントン)
シックスをリクルートした元CIA本部長。ロイドからある写真を見せられやむを得ず殺害命令を出す。
■ダイニング・カー / シエラ・フォー(カラン・マルヴェイ)
CIAの元暗殺者でシックスの標的。バンコクでシックスと戦い、死の間際にデータチップを彼に渡す。
■シックスの父(シェー・ウィガム)
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