お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵(うえしま・りゅうへい)さんが亡くなった。61歳。先日、俳優の渡辺裕之さんが66歳で亡くなったばかりで、芸能人、俳優の死去が続く。コロナの影響で、仕事も減り、心の病でということのようで、どちらも自死を選んでしまったのが残念。
上島竜兵は、1961年(昭和36年)生まれ。高校卒業後、俳優を目指して上京。養成所時代に同期だった寺門ジモンに誘われて、「コント赤信号」の渡辺正行のもとを訪ねたのがきっかけで、お笑いの世界に進んだ。
1985年「ダチョウ倶楽部」を結成。1990年代に「ヤー!」「聞いてないよォ」(1993年流行語大賞大衆部門・銀賞)「ムッシュムラムラ」などのギャグで、人気お笑いトリオとなった。
上島竜兵というと「絶対に押すなよ!」と言いながら、押されることを前提にして、熱湯風呂に飛び込むなどして人気を博していたのが印象に残る。
2020年に亡くなった志村けんさんを“師匠”とあおぎ「志村けんのだいじょうぶだあ」「志村けんのバカ殿様」(いずれもフジテレビ)などでも共演。
1998年にはNHK大河ドラマ「徳川慶喜」に出演。2005年8月には自伝&写真集「これが俺の芸風だ!!」を発表。2008年には舞台「わらしべ夫婦双六旅」に出演し、念願の舞台俳優を経験した。
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芸人、俳優は声がかかって呼ばれて仕事をしてなんぼの世界。コロナなどで、仕事がパタッとなくなると、鬱になったり、これでいいのかと悩んだり、孤独感に襲われたり、絶望したり精神的にも不安定になるようだ。まわりに相談することもできずに、思い悩んでしまうのか。本人しか胸中はわからないが、重ねて残念で仕方がない。
ご冥福をお祈りいたします。
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