アメリカのシチュエーション・コメディ「フレンズ」(シーズン1)の1話~20話まで見た。シーズン1は、1994年9月22日にアメリカのNBCテレビで放送を開始。以来、瞬く間に世界に広がり、最もヒットしたシットコムの1つとなった。
2004年5月6日にアメリカでシーズン10の最終回を迎え、このときのアメリカでの視聴者数は5250万人にものぼったという。
コメディでも、激しい動きのあるドタバタぶりを楽しむのがスラップスティック・コメディ。一方、シチュエーション・コメディは脚本や演出を重視し、状況(シチュエーション)が生み出す食い違いや不条理さで笑いを誘うもの。
登場人物や舞台がほぼ固定され、一話完結で連続放映されるテレビドラマやラジオドラマのことを特に「シットコム」といっている。
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「フレンズ」の主演の一人レイチェル役で、ジェニファー・アニストンが大ブレイクした。ゲストも豪華で、16話でヘレン・ハント(「恋愛小説家」)17話でジョージ・クルーニー(「マイレージ、マイライフ」)20話でジェニファー・グレイ(「ダーティ・ダンシング」)などが登場している。
舞台は主にアパートの近くのコーヒーハウス「セントラル・パーク(Central Perk)」や、出演者の複数の部屋。コーヒーハウスの店名は、公園名の「セントラル・パーク」と英単語の「perk」(コーヒーを淹れる)及び(〈落胆、病気の後に〉元気を取り戻す)をかけた洒落。
コーヒーハウス「セントラル・パーク」
店の奥の一角にソファーが置かれていて、ここにメインの登場人物6人が座って会話が繰り広げられることが多い。店先には小さな黒板があるが、黒板に書かれた「本日のおすすめ」メニューは第1話から最終話までずっと同じ(笑)。
ドラマは、アメリカなどで1960年代中盤から1970年代終盤に生まれた世代であるジェネレーションX世代の「社会に出てもなかなか大人になれない」登場人物たちの、都会的なライフスタイル、友情や恋愛を、オフ・ビートなユーモアでコメディに仕立てあげている。
「フレンズ」がよく話題になるのが、英語学習で英会話の教材に適しているということ。学校教育や、英会話学校のようなところでは”生”の役立つ英語は少ないが、アメリカのドラマは正真正銘のリアルな会話劇で、独特の決まり文句などが耳に飛び込んできて参考になる。
Netflixでは、英語字幕(CC=クローズド・キャプション)も表示できるのがいい。年内にシーズン10(10年分)すべてを見られるかどうか・・・。
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昨日は、オリンピックの閉会式。金メダル獲得のインタビューなどもあったが、金メダル受賞者の3-4歳くらいの映像も紹介される。小中学生の時に「将来はオリンピックで金メダル」がみな口癖。その当時は、まさか現実になるとは思っていなかったと思うが、実現してしまうところが凄い。銀・銅メダル、入賞もすごいが、「金」以外は眼中にないという執念と、たゆまぬ努力の結果か。
夕食は、休日恒例の刺身(中トロ)。
まいうぅ~。