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ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望への階段」(全6シーズン、全73話)シーズン5(65話)まで見る。

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Netflixの超大ヒットドラマ「ハウス・オブ・カード 野望への階段」(全6シーズン、全73話)のうち、シーズン5までの65話をようやく見終わった。重厚な政治サスペンスドラマで、放送当時、アメリカではオバマ大統領や政治家はこのドラマにくぎ付けだったという。

最後のファイナルシーズン6(8話)を残すのみとなった。2月初めから見始めたので、月に20話平均となる。5シーズン(5年分)を3か月ならよしとする(笑)。

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「ハウス・オブ・カード」は「ソーシャル・ネットワーク」などの映画監督デヴィッド・フィンチャーと主演のケヴィン・スペイシーロビン・ライトらが製作総指揮するアメリカの政治サスペンスドラマ。

副題の野望への階段が示す通り、議員夫婦(共にのちに大統領に就任)の最高権力者への野望、裏切り、手段を選ばない仕打ちなどが怒涛のように展開する。

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主人公のフランク・アンダーウッドを演じるケヴィン・スペイシーの怪演がすごすぎる。軍事大学を卒業して、妻で環境運動家のクレア(ロビン・ライト)と2人暮らしをするアメリカ・サウスカロライナ州の下院議員。

フランクは民主党の下院多数党院内幹事だが、議員生活も22年を迎えたところで、大統領選挙の時期。国務長官にするという約束でギャレット・ウォーカーの大統領選出に協力するも、裏切りが潜んでいた。ウォーカー政権への復讐を心に誓い、大統領にまで上りつめることを目標に、妻のクレアと一体となり、目的を果たすという野望ストーリー。

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ロビン・ライトが美貌とナイスバディを見せている。手段は選ばず、夫婦それぞれが別々の立場で1つ1つ目的をクリアしていくが、普通の夫婦間であれば、離婚に発展しそうな問題も平然とやり過ごしてしまう。感情の起伏もコントロールし、最終的にはフランクが大統領に、クレアは副大統領にと、夫婦で政権を握る。

シーズン5が終わるころに、主演のケヴィン・スペーシーにスキャンダルが浮上。例の過去にさかのぼる若者へのセクハラ疑惑だ。シーズン6はケヴィン・スペーシーは降板し、ケヴィン・スペーシーなしで製作された。

これは、主演のロビン・ライトら製作スタッフが数千人ものスタッフを路頭に迷わせるわけにはいかないと嘆願したため、従来の13話から8話になったものの、最終シーズンが作られたのだった。

ケヴィン・スペーシーといえば「ユージュアル・サスペクツ」(1995)「アメリカン・ビューティ」で二度のアカデミー賞を受賞した名優。

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「ハウス・オブ・カード」の名演とカメラに語りかけるインパクトのある手法で大注目だったので、シーズン6に登場しないのは残念だが、驚きの結末が待っているということなので楽しみ。

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またこのドラマでのわき役陣がすばらしい。

最終的に大統領補佐官となるマイケル・ケリー、女性国務長官ジェイン・アトキンソン訟務長官のエリザベス・マーヴェル、政治コンサルタントネーヴ・キャンベル著名ロビイストマハーシャラ・アリ民主党院内幹事代理のモリ―・パーカーなど。

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ネーヴ・キャンベル   モリ―・パーカー