ラッセル・クロウ主演の映画「アオラレ」(原題:UNHINGED、2020)が5月28日(金)に公開される。”あおり運転”の恐怖が続くノンストップ・アクションスリラー。
全ドライバーの83.1%が経験しているといわれる“あおり運転”。最近、日本でもよく見られるあおり運転がテーマで、予告編を見ると、なにやら「激突!」や「ジョーズ」の恐怖を彷彿とさせる。邦題がちょっとな、というのは置いておく(笑)。
【こんな話】
物語は、朝寝坊してしまった美容師・レイチェルが、大慌てで息子を学校に送り届けることから始まる。その道中、信号が変わっても発車しようとしない車にいらだってクラクションを立て続けに鳴らす。
まぁ、わからないでもないが、相手が悪かった。レイチェルが息子をおろした後も、先ほどの男につけられていることに気づく。相手が、“あおり運転の常習犯”であることをガソリンスタンドの店員から知らされるのだ。
車に戻ったあとは時すでに遅し。信じられない執念に駆り立てられた男の“あおり運転”がノンストップで始まるのだった。
姿の見えないドライバーの恐怖に襲われるのはスピルバーグの「激突!」(1971)だったが、「アオラレ」のあおり常習犯の執念は半端ではない。
レイチェルがクラクションをならしたときに、隣に車寄せしてきた男は「運転マナーがなっていない。クラクションは軽く鳴らすものだ。手が滑ったのか」と聞いてきたので、レイチェルは、イライラしていたため、「ワザとならした」と相手を逆なでするような対応をしていたのだ。
火に油を注ぐとはこのこと、さらに相手の男は、獰猛そうな威圧感のある男だった!
車に乗っても、車から降りても息つく間もなく恐怖は続くというこの映画、大いに期待したい。
予告編: