「ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)」のシーズン2(第2章)の10話を見終わった。8月になって第1章10話+第2章10話の計20話(1話約55分)を見たことになる。逆に映画館にはまったく足を運んでいない(笑)。
第2章は、第1章に劣らず見ごたえがあった。それにしても、この物語は壮大で、主人公は誰?というくらい登場人物が多い。主要と思われた人物が容赦なく死んでいく。
登場する主な「家系」だけで「スターク家」「ターガリエン家」「ラニスター家」「バラシオン家」「グレイジョイ家」「タリー家」などがあり、それぞれのストーリーが同時進行で進み、交錯して行く。
「第1章」で「黒塗り」(どこかの政府が隠したい箇所も”のり弁”のように黒く塗りつぶされていた)だっところが写真で埋まっている。
「GOT」は、一つの王座をめぐって名家同士が権謀術数、戦いを繰り広げる話で、言ってみれば「キングダム」の架空ヨーロッパ風バージョンといえそうだ。
そんな中、登場人物のキャラクターの人気投票があって、1位に輝いたのが、“小鬼”(インプ)と呼ばれる知性の高い小人、ティリオン・ラニスターだ。ラニスター家の当主、タイウィンの第三子。上には、男女の双子、サーセイとジェイミーがいる。
出産が母親の死を招いたために、父タイウィンから憎まれ、その見た目や弁舌さで姉のサーセイからも嫌われているが、ジェイミーとは心が通い合っている。 自分と、自分の大切な人の人生を踏みにじる父親に恨みを抱いている。
ティリオン
「落とし子」として育ったジョン・スノウとは親族から疎まれるという共通点で仲がいい。 人生の中で、何度も裏切られたり無実の罪を着せられたりするが、その度に生まれ持った機転の良さと弁舌さ、最強の頭脳をもって切り抜けて行く。
お酒と娼婦が大好き、という意外な趣向がある。ウィットに富んだ会話のセンスと、相反する哀愁がファンの心をつかむ。第2章の最後には、顔を刀で切られ、包帯で顔が包まれる状態になってしまう。
シェイ
娼婦のシェイが、甲斐がいしくティリオンにつくす。ティリオンを演じているのは、身長132センチの小人症のピーター・ディンクレイジ。ピーターは「スリー・ビルボード」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」などにも出演している。
このドラマに華やかさを添えているのが女優陣。
サンサ
政治に利用され振り回されるサンサ・スターク(レディ・スターク)を演じるソフィー・ターナー。デナーリス・ターガリエンを演じるエミリア・クラーク。
デナ―リス
エミリアは「ターミネーター:新起動/ジェニシス」にサラ・コナー役で出演した。3女のアリア・スタークを演じたのはイギリス出身の女優メイジー・ウィリアムズ。
アリア
子役で、生き延びるためにボーイッシュにして男に化けるが見破られる。
そして、このドラマの主役ともいっていいサーセイを演じているのがレナ・ヘディ。美女といわれながら、無慈悲で恐ろしい残忍性、鬼のような性格。
サーセイ
光の王の女祭司で魔女・メリサンドルを演じているのが、「ブラック・ブック」のオランダの女優・カリス・ファン・ハウテン。「ブラック・ブック」や「ワルキューレ」とは別人のようだったので、わからないほど。
メリサンドル
興味あるキャラが多く登場し目が離せない。