「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」(原題:Back to the Future Part II、1989)を見た。今頃?!1作目のオリジナルを見たきりで「2」「3」は見逃していた。主人公マーティが過去・現在・未来を駆けめぐる人気SFシリーズ「BTTF」3部作の第2弾。空飛ぶ車やスケボーといった近未来アイテムや、一人4役をこなすマイケル・J・フォックスの芸達者ぶりなどが見どころ。
監督は「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」(1984)のロバート・ゼメキス。製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ。
マーティとドクはマクフライ家の危機を回避するため、今度は30年後の未来である2015年に向けて時空を超えた旅に出る。
無事に1985年の現代に戻ってきたマーティ(マイケル・J・フォックス)。マーティは2015年から帰ってきたドク(クリストファー・ロイド)に、未来の息子がトラブルに遭っていることを告げられ、将来妻になるジェニファー(エリザベス・シュー)を連れ、3人で未来へと飛ぶ。ところが、老いたビフ(トーマス・F・ウィルソン)にタイムマシンを盗まれてしまい、それが原因で1985年のヒル・バレーは、ビフが牛耳る荒廃した街へと変貌。マーティたちは、街を元の姿に戻すことが出来るのか!?
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1985年の現在を軸に30年前の1955年の過去と30年後の2015年が錯綜して描かれ、マーティの未来などマイケル・J・フォックスが複数の本人を演じるので複雑。1980年代後半の時点で30年後の未来社会を予測するのは難しいが、「ジョーズ」の第19作目「JAWS19」では絵が飛び出す3Dを描いていた。
ナイキのスニーカーは、靴紐を自動で結んでくれる「Nike MAG」という製品は、”AI”シューズのようだが、まだ実現していない。流石にインターネットやスマホの世界までは予想はできなかったようだ。
荒唐無稽ながら、SFとしては面白く見られた。最後にシリーズ三作目が1990年に登場するという予告があった。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)✩✩✩✩
「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」(1989)✩✩✩
「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」(1990)
主人公マーティは、相手から「チッキン!(腰抜け!)」と言われると過剰に反応するところがおかしい。
マイケル・ジャクソンの「Beat It」、エルビス・プレスリーの「ジョニー・B・グッド」、劇中劇で「荒野の用心棒」の映画が登場する。愛犬の名前がアインシュタイン(笑)。