「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(2019)を公開初日のきょう(MOVIXさいたま)見た。「スター・ウォーズ」(以下、SW)シリーズは、ジョージ・ルーカスの構想を基にルーカスフィルムにが製作するアメリカのスペースオペラ。世界で最も興行的な成功を収めた映画シリーズ。
実写映画本編は、エピソード4・5・6→1・2・3→7・8・9と変則的な時系列順で公開された。1977年に「SW」(エピソード4)が公開されてから42年、9作目の最新作で「完結編(フィナーレ)」を謳っている。謎に包まれていた砂漠の惑星で育った孤独な女性レイのフルネームが強い意志を持って今作のラストで明かされる。
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「遠い昔、はるか彼方の銀河系では…」に始まる、お決まりのイントロと音楽。さぁ、SWが戻ってきた、という期待感が高まる。「SWシリーズ」は壮大なストーリーと数多くのキャラクターが登場。大筋を抑えていないと混乱する。バトルの構図としては、平和の守護者”ジェダイ”と私欲を追求する悪の”シス”との戦いが続いてきたこと。
今作では、ジェダイを滅ぼしたシスの暗黒卿パルパティーンが君臨する銀河帝国が崩壊。その残党で銀河の支配を目論む組織ファースト・オーダーと平和を守ろうとするレジスタンスが激突している状態が描かれる。
そんな中、特別な力を持つレイ(デイジー・リドリー)が運命の相手である銀河の支配者、カイロ・レン(アダム・ドライバー)に立ち向かう。
カイロ・レンは、ハン・ソロ(ハリソン・フォード)とレイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)の間に生まれたベン・ソロの別名。強力なフォース(銀河の万物をあまねく包み込んでいるエネルギー体。未来予知、念力、テレパシーなど超能力現象を起こすことができる)を持つが、野心家でファースト・オーダーの最高指導者スノークを裏切り、組織の頂点に立った。
レイは、伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの修行を受け、フォースの扱いを学んだ。そのさなか、カイロ・レンと交信してしまうが、レンの誘いを拒絶、ルークの意志を継いでレンと戦う。
レイの仲間のレジスタンスには、元ファースト・オーダーの兵士だったフィン(ジョン・ボイエガ)、ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)、珍獣のようなチューバッカ、ロボットのR2-D2/C-3PO、BB-8などがいる。
相変わらず、空中戦の迫力が凄まじい。敵陣の勢力が格段に多いので、フィンが思わず「味方が少ない」というと、仲間の一人が「(うちにも)たくさんいるよ」といつの間にか、空一面に凄まじい数の援軍が大画面に映し出される。壮観で目を見張る映像だった。故キャリー・フィッシャーが「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」での未使用だった映像を用いて出演している。クレジットされていないが、あの主役を演じてきた大物が出演している。
監督は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のJ・J・エイブラムス。前作の「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」では製作総指揮に当たった。最後の総力戦にふさわしくSFX技術による大スペクタクル映像に驚かされる。
老婦人:「あなたの名前は?」
レイ:「レイです。」
老婦人:「苗字は?」
レイ:(しばらく熟考して)「レイ・○○○○○○○○です」← 驚き!