都内の基幹交通路線のひとつ「山手線」。正確な読みは「やまのてせん」で、申請当初は「山ノ手線」だった。ただ、一般的には「やまてせん」と呼んでいる。「秋葉原(あきはばら)」も、”アキバ”と呼んでいるし(笑)。
それはともかく、きのうは、五反田(品川区)に”小”雑用があって出かけたが、新宿経由の湘南新宿ラインではなく、上野・東京周りの上野東京ラインを使った。どちらも時間的には変わらない。湘南新宿ラインでは、恵比寿での乗り換えに時間がかかる。上野東京ラインでは品川での乗り換えが簡単。
上野東京ラインで田町駅を過ぎると、品川駅までの途中に、山手線の30駅目となる建設中の新駅「高輪ゲートウエイ駅」がちらりと見えた。「おぉ、あれがパリの灯か、でなく高輪ゲートウエイか」(笑)。
建設中の新駅
先日(16日)にマスコミ向けに公開された。
駅名は公募されたが、カタカナの「ゲートウエイ」とはいるのは最初から決まっていたようで、多数決は無視された(笑)。古い世代の人たちが考えた”時代錯誤”のネーミングと後世に批判されるかもしれない。
そもそも過密的な駅の数のある山手線に新駅が必要かどうか…。
JR五反田では、東口は30年間、かつて乗降していたが、東急ストア界隈の裏手には住宅など高層ビルが立ち並び、密集化している。
東急ストア前の通りを品川方面に進む通りは、ソニー本社があったことから、ソニー通りと言われる。天下のソニーが誕生したのは、1946年のことで、当時は「東京通信工業」と呼び、当初は炊飯器を作っていた。その後、トランジスターラジオ、ブラウン管の「トリニトロン」、リチウムイオン電池、ウォークマン、ノートPC、プレイステーション、液晶テレビ、スマホなどを開発し、アメリカでは映画会社の「コロムビア映画」を買収するなど、国際企業になった。最近はゲーム会社なのか、映画会社なのか、保険会社なのか、金融会社なのか…少なくとも、もはやパナソニック(家電最大手)のようなエレクトロニクス企業ではないようだ。
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かつてソニーの大賀社長は、「ソニーの資産、強みは何か?」という問いに「SONYの4文字だ」と答えていたのが印象的だった。主力商品は時代によって変化するが、根底に有るのは、技術に裏打ちされたブランド力と言いたげだった。確かに海外ではSONYって日本の会社、と思っている人は少ないようだ。