園子温監督というと、バイオレンスの描写が多く、血しぶきが飛び散るシーンが多い。エロ・グロシーンが多いため、好みが分かれることになるだろう。
「地獄でなぜ悪い」と開き直ったようなタイトルだが、二組のやくざの抗争を、そのまま35ミリのフィルムで映画にしてしまおうという発想から生まれた。やはりラストの20分くらいが映画のハイライトシーンで、刀によるやくざ同士の殺陣など相変わらず強烈。
前半はやや単調で、睡魔に襲われたが、後半の二つのやくざ組織の殴り込みを映画撮影隊が撮影し、ブルース・リーを彷彿とさせる人物も絡み、ド派手なアクションを展開する。殺陣などは「キル・ビル」のように、腕が切られたり、首が飛んだりと、血なまぐさいグロいシーンも多い。
出演は、強面でいかにもやくざ役が似合う名バイプレーヤーの國村隼をはじめ、「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの堤真一、ドラマ「家政婦のミタ」の長谷川博己ら、実力派俳優が結集してクセのあるキャラを怪演。女優では、若手演技派の注目株の一人、二階堂ふみが圧倒的な存在感を見せつける。ほかに成海璃子など。
そんな中、武藤は娘であるミツコ(二階堂ふみ)の映画デビューを実現させるべく、自らプロデューサーとなってミツコ主演作の製作に乗り出すことになった。
そこへライバルである武藤の娘だと知りつつもミツコのことが気になっている池上が絡んできたことで、思いも寄らぬ事件が起きてしまう(Yahoo映画より)。
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ラスト20分は、バイオレンス・シーンの連続で、激しい殺陣や銃を使った撃ち合いがリアル。ただ全体として、期待が大きかった分、やや割引で・・・。
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