「隣人は闇に潜む」(原題:Point of Entry、2007)は、タイトルに興味があり見たが劇場公開はなく、テレビ映画だった。邦題は85点、中身は、残念な40点の、ノーマン・ベイツ(「サイコ」の主人公)をほうふつとさせる”隣人”の狂気を描いたサイコ・スリラー。後で気がついたが、ティム・ロビンス主演の「隣人は静かに笑う」がスリラーもので評価されていたので、DVDのタイトルの”隣人違い”だったようだ。
”隣人”を演じるのは「スターシップ・トゥルーパーズ」の
引退まじかの警官に、1970年代初頭に大ヒットした「黒いジャガー」(原題:Shaft)のリチャード・ラウンドツリーが扮しているが、言われないとわからない。Shaftの時の精悍さはみじんもない(笑)。
途中で音声が消えます。
三年前に発生した殺人事件を追うために警察も退職した元刑事マイルズ(リチャード・ラウンドツリー)。手掛かりは現場に残された一冊の絵本だけ。一方、自宅で強盗に襲われた過去を忘れるためにロサンゼルスの高級住宅街、ヒドゥン・グレードに引っ越してきたリチャード・ケイシーと妻キャッシーと息子のサムの一家。
完全に安全が保障された守衛付きの新居だったが・・・。
裏の顔を持つ、親切な”隣人”が一家を襲う・・・。絵本作家の殺人鬼が自分の欲望を絵に表わして、現実のものにしようとするサイコ・スリラーだ。
典型的B級サスペンス・ドラマで、ネットの評価などを見ると、先が読めて、俳優はまあまあだが、2時間テレビドラマの域を出ない、など低評価。
高級住宅地は、そこに住む住人によれば、ここは”DINKS(ディンクス)ビレッジ”であり、DINKSと(金持ちの)老人だけが住んでいるという。DINKSは一時期アメリカで流行った言葉で、Double Income No Kids(夫婦共働きで子供なし)の略だ。
・・・
隣人が、親切な態度を示していたが、豹変して”本性”を見せるところは見どころだった(笑)。
隣人を間違えたので「隣人は静かに笑う」(原題:Arlington Road、1999)もいつか見てみたい。
★★
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