映画「ミッドナイト・イン・パリ」予告編
ウディ・アレン監督の作品を見るシリーズ第2弾は「ミッドナイト・イン・パリ」。
日本で劇場公開されたのは、2012年5月26日。
「ミッドナイト・イン・パリ」は、批評家から高い評価を集めたというが、個人的な好みでは、先日見た「恋のロンドン狂騒曲」のほうが、ウイットに富んだ会話、風刺などがあって面白かった。
「ミッドナイト・イン・パリ」は、現実離れしたファンタジーの世界。
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映画脚本家で処女小説の執筆に悪戦苦闘中のギル・ペンダー (オーウェン・ウィルソン) は婚約者のイネス (レイチェル・マクアダムス) とその裕福な両親とともにパリを訪れる。ギルはパリに住みたいとさえ考えているが、イネスはマリブに住むと言って聞いてくれない。2人はイネスの友人ポール (マイケル・シーン) と遭遇し、ともに街を回る。
イネスはポールを気に入っているものの、彼が偉そうに語る歴史や芸術の薀蓄には間違いが多く、インテリぶったポールがギルにはどうにも鼻持ちならない。
ある夜の12時、ギルは酒に酔ったままパリの街をうろついていると、アンティークカーが止まり、車中の1920年代風の格好をした男女がギルを誘う。そして向かったパーティには、コール・ポーター、F・スコット・フィッツジェラルドと妻ゼルダがいた。そのパーティはジャン・コクトーのパーティだった・・・(HPより)。
現代と過去を行ったり来たりするベンダーが、婚約中でありながら、婚約者と意見の食い違いがあることで悩んでいた時に、1920年代に紛れ込むと、そこにいたパブロ・ピカソの愛人、アドリアナ(マリオン・コティヤール)に一目ぼれしてしまい、今度は、アドリアナを現代に連れ出してしまう。
映画のオープニングは、しばらくパリの有名な風景、モンマルトル、セーヌ河、エッフェル塔、凱旋門、シャンゼリゼ通り、オペラ座、ルーブル美術館などの観光名所を映し出す。昼と夜、晴れた日と雨模様の風景などだ。
イネスは、アメリカのマリブで暮らしたいといい、ベンダーは、パリの魅力にとりつかれ、パリに残るといい、結局別れることになる顛末を淡々と映し出している。
小説家にとって、フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウエイなどは、神様的な存在で、タイムスリップして、それらの芸術家と出会った喜びなどを、オーウェン・ウィルソンが熱演していた。1920年代で、キャシー・べイツ(「ミザリー」の熱演が光る)も出演している。
ウディ・アレンの最新作「ローマでアモーレ」(原題:From Rome with Love)(6月8日公開)も見てみたい。
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