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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

映画「ミッドナイト・イン・パリ」(2011)


   映画「ミッドナイト・イン・パリ」予告編
 
 ウディ・アレン監督の作品を見るシリーズ第2弾は「ミッドナイト・イン・パリ」。
日本で劇場公開されたのは、2012年5月26日。
 
ミッドナイト・イン・パリ」は、批評家から高い評価を集めたというが、個人的な好みでは、先日見た「恋のロンドン狂騒曲」のほうが、ウイットに富んだ会話、風刺などがあって面白かった。
 
ミッドナイト・イン・パリ」は、現実離れしたファンタジーの世界
主人公が、夜12時になると、クラシックカーが現れてそれに乗ると1920年代にタイムスリップして、ピカソやヘミングウエイなど有名な芸術家たちに出会うという空想・ファンタジー交じりの映画。
 
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映画脚本家で処女小説の執筆に悪戦苦闘中のギル・ペンダー (オーウェン・ウィルソン) は婚約者のイネス (レイチェル・マクアダムス) とその裕福な両親とともにパリを訪れる。ギルはパリに住みたいとさえ考えているが、イネスはマリブに住むと言って聞いてくれない。2人はイネスの友人ポール (マイケル・シーン) と遭遇し、ともに街を回る。
 
イネスはポールを気に入っているものの、彼が偉そうに語る歴史や芸術の薀蓄には間違いが多く、インテリぶったポールがギルにはどうにも鼻持ちならない。
 
ある夜の12時、ギルは酒に酔ったままパリの街をうろついていると、アンティークカーが止まり、車中の1920年代風の格好をした男女がギルを誘う。そして向かったパーティには、コール・ポーターF・スコット・フィッツジェラルドと妻ゼルダがいた。そのパーティはジャン・コクトーのパーティだった・・・(HPより)。
 

 
現代と過去を行ったり来たりするベンダーが、婚約中でありながら、婚約者と意見の食い違いがあることで悩んでいた時に、1920年代に紛れ込むと、そこにいたパブロ・ピカソの愛人、アドリアナ(マリオン・コティヤール)に一目ぼれしてしまい、今度は、アドリアナを現代に連れ出してしまう。
 
映画のオープニングは、しばらくパリの有名な風景、モンマルトル、セーヌ河、エッフェル塔凱旋門シャンゼリゼ通り、オペラ座ルーブル美術館などの観光名所を映し出す。昼と夜、晴れた日と雨模様の風景などだ。
 
イネスは、アメリカのマリブで暮らしたいといい、ベンダーは、パリの魅力にとりつかれ、パリに残るといい、結局別れることになる顛末を淡々と映し出している。
 
小説家にとって、フィッツジェラルド、アーネスト・ヘミングウエイなどは、神様的な存在で、タイムスリップして、それらの芸術家と出会った喜びなどを、オーウェン・ウィルソンが熱演していた。1920年代で、キャシー・べイツ(「ミザリー」の熱演が光る)も出演している。
 
ウディ・アレンの最新作「ローマでアモーレ」(原題:From Rome with Love)(6月8日公開)も見てみたい。
 
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