映画というのは、同じ映画であっても、10代後半くらいで見たときと、30代、40代などで見たときとでは人生経験、社会経験などのあるなしで印象は異なるものだ。
”家族”がテーマだったりすると、子どもの目線、父親の目線、母親の目線と違ってくる。年齢を重ねて心情が理解できることも多い。
あらゆる世代にも感動を与える映画というのも存在する。
イタリア映画の名作「鉄道員」もその1本かもしれない。
↑Youtubeの数分間の映像でも、雰囲気が伝わる。
サンドロの父アンドレアは特急を運転する機関士。 年の離れた姉ジュリアと、兄マルチェロは、それぞれ問題を抱え、素直になれず、父と反発してばかり。 ある日、アンドレアは不注意から事故を起こしてしまい、それをきっかけに歯車が狂い始める・・・。
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映画音楽のスタンダード曲ともなっている哀切を帯びた旋律のテーマ音楽。子役サンドロを演じたエドワルド・ネヴォラの名演。監督で父親役のピエトロ・ジェルミ、妻役のルイザ・デラ・ノーチェのすばらしさ。娘役のシルヴァ・コシナの清楚な美しさ。
貧しいイタリアの一家を描いているネオリアリズム映画の一本。ブログを初めて間もないころ一度紹介している。
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1950年代~60年代前半にかけてはモノクロのイタリア映画、フランス映画で、印象に残る映画が多い。
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