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「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">ドラマ:「夜行観覧者」(第9話)</span>

 

夜行観覧車」第9話は、視聴者をじらしながら、最終回かと思ったら、「最終回の前篇」ときた(笑)。
                      娘・彩花を殺そうとまで
警察に出頭した慎司。       追いつめられる真弓
 
「僕がやりました」と、母・淳子の「慎司は関係ないんです」の自白とは異なる発言を繰り返す。どちらかが嘘をついている。あるいは両方が・・・。
 
ひばりが丘の婦人たちの攻撃目標は、小島さと子に移っていた。
遠藤真弓に聞かせるように、噂話を・・・。
 
「高橋さんのお家のビラは小島さんの仕業なんですって・・・」
「ご主人は愛人のところに行ったきり、息子のマー君は帰ってこないし…そのうっぷんばらしなんてね・・・」
 
物語の前半、あまりかかわっているようには見えなかった長男・良幸が、「記者会見」を開くという。
 
「私たち家族には、人に言えない秘密がありました」
 
記者発表があるというニュースがテレビで伝わると、警察、遠藤真弓らは動転
するも現場に向かう。
 
すべての真実が次回の第10話「最終回」で明かされる。
 
「秘密」の意味するところは・・・。
殺された父親の仕打ちなどが我慢の限界を超えるもので、犯人(次男にしろ妻にしろ)の行動は正当防衛のような幕引きになるのか。父親の自業自得の面もあるのか。
 
第9話で、絶望的な親子関係にあった遠藤真弓と彩花だったが、真弓たちが、
高橋家のビラを取り外す作業を見ていた彩花は、学校に行き、高橋家の長女・比奈子の友人たちに訴える。
 
「比奈子さんの友人はいませんか。友人はいませんか」
 
彩花と比奈子の友人3人が高橋家の家にやってくる。
ホッとしたうれしさの表情を見せる遠藤夫妻。
 
暗いストーリーにやや家族の明るさが戻ってきたことをうかがわせる展開だが・・・。
 

2時間ドラマで終わりそうなストーリーをむりやり長くしているのでは、というような
全10話のドラマだが・・・。       
彩花の同級生、村田志保(吉田里琴)は、
慎司と仲がいい彩花をいじめる
彩花の同級生の志保(吉田里琴)の陰湿ないじめもすさまじい。彩花のカバンを海に投げ捨て、「取りに行けばいい。死んだって、誰も悲しまない」というすさまじさ。また、細かいことだが、殺された高橋弘幸から1,000万円を借りた遠藤啓介の口座からは300万円が足りなくなっている。これは、高橋淳子の逃亡資金に貸したものか。
 
(記事追加)
以下、ネタバレ。
 
「原作」によると、犯人は、高橋淳子(石田ゆり子
 
動機は、夫の「慎司はもういいよ」の一言。
淳子にとっては、前妻の子供・良幸が優秀であり、夫の期待通りに医者の道を継いでくれたので、成績が芳しくない慎司のことでコンプレックスを抱いている淳子に
対して、「慎司のことはあきらめろ。気にするな」と突き放したのだ。
淳子は見えない前妻に対して対抗心を抱いていたと思われる。
一方、慎司は、自分のことで、殺人を犯した母に対して、申し訳ないという思いがあり、自分が父を殺したと証言したのであろう。
 
長男の良幸が、「私たちの家には、ほかの人が知りえない秘密がある」というのは、
そんな背景なのか。(ちょっと弱いか?)
 
来週で終わり。ほっとする。
 
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