「家政婦の三田さん」 第2話
こういうのは「仁義なき戦い」というのだろう。
昨年、最高視聴率を上げたドラマは、日テレの「家政婦はミタ」だったが、フジテレビは、ドラマ視聴率の王座を奪われて、血迷ったのか(?)、ライバルであるはずの他局の番組をパロディにして、コントとしてシリーズ化して放送を始めたのだ。
最初は、三田佳子の名前だけに頼って、「家政婦の三田」と語呂合わせで第1回を放送したのだが、これが予想外の反響となり、三田に継続を打診したのだ。
三田佳子も、当初はあまり乗り気ではなかったようだし、インタビューの状況などから「家政婦のミタ」をリアルタイムの放送を見ていなかったようなのだ。評判だけは伝わっていたようで、スタッフの申し出に、快諾することになった。というわけで、ショート・コントは、1週間飛んでしまった。
第2話と第3話を撮りだめしたのだろう。
初回から二週間後に、一気に「2,3話」が放送された。
これが、オリジナルとは違った、バカバカしさで受けているようだ。
オリジナル版は、松嶋菜々子のミタが、なぜ心を閉ざし、ロボットのような人間になってしまったかの理由が、やがて壮絶な過去が原因と判明するのだが。
「三田さん」の方は、炊事、食事、買い物など家事全般で、「さぼり癖」がついてしまっている。その”おさぼり家政婦”の原因が明かされるというわけなのだが・・・。その原因が男・キムタク・・・というわけ。
どの様な展開になるのか、たんなるお笑い・おふざけコントにしては、家族の子供たちも、オリジナルに近いくらいに熱演しているので、本格的なのだ。