fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">映画「重力ピエロ」(2009)</span>


「重力ピエロ」予告編
 


重力ピエロ」(2009)は、今をときめく、若手俳優が出演している。
岡田将生(「悪人」「告白」)、吉高由里子(「婚前特急」)。
このほか、今や中堅の加瀬亮(「それでもボクはやってない」「マザーウォーター」「硫黄島からの手紙」)、ベテランの味わいのある小日向文世鈴木京香などである。
吉高はトリスのCMなどで、なかなかキュートで、今後期待される女優の一人だ。ただ、「重力ピエロ」では、出番も少なくあまり生かされていなかったようだ。
ふぁろうさんによると、「婚前特急」の吉高由里子はよかったと、これまでの吉高のベスト作品というから、早く見ないと♪(笑)。ひろちゃんも、吉高は期待される若手女優のひとりだが、いまだ作品に恵まれていないといい、代表作がほしいとブログに書いている。
原作は「重力ピエロ」のあと「アヒルと鴨のコインロッカー」で25吉川英治文学新人賞を受賞した伊坂幸太郎。伊坂といえば、「ゴールデンスランバー」が印象に残る。
「重力ピエロ」がTVで放送されていたので、見た。
(あらすじ)大学院で遺伝子について学ぶ奥野泉水(加瀬亮)には、春(岡田将生)という2歳年下の弟がいた。冴えない不器用な自分に比べると、美男子でピカソの生まれ変わりを自称する春はまぶしいばかりの存在だった。
春は、街中の落書きを消す仕事をしている。そんな春を見初めて、ストーカー行為を続ける夏子(吉高由里子)。夏子は全身整形手術まで受けて、春の気を引こうとしていた。
泉水と春の母親である梨江子(鈴木京香)は、7年前に亡くなっていた。しかし、父の正志(小日向文世)は、「俺たちは最強の家族だ」と二人の息子たちに惜しみなく愛を注いで育てた。そんな正志が入院する。
実はガンに侵されていた彼の余命は僅かだった。それでも正志は陽気さを失わなかった。明るく生きることを忘れなければ、死という重力からも自由になれるのかもしれない。
同じ頃、街では連続放火事件が発生していた。その場所には必ず英単語が残されていた。その意味は何なのか? 頭を悩ます泉水に、大学院の友人である山内(岡田義徳)が連続レイプ犯として獄中にいた葛城由起夫(渡部篤郎)が24年ぶりに街に戻ってきたと伝える。
 
葛城にレイプされた女性の中には泉水の母の梨江子もいて、そして身籠ったのが春だった。それでも、正志は産むことを勧めた。春も自身の出生の経緯を知り、葛城を深く憎んでいた。やがて泉水は、夏子から春の秘密を知らされる・・・(Gooより)。
放火犯が残した言葉の持つ意味とは・・・といった謎解きスリラーのような筋書きで、映画のラストの方で、ピエロの格好をした不安定なサーカス芸人が登場し、綱渡りを何とかこなしていくが、プレッシャーとか重力から逃れている姿を通して、明るく前向きに生きれば、自由を勝ち取れるということを暗示している。
小日向文世がうまい。小日向は「Always 三丁目の夕日」で初めて見たが、脇役として「ザ・マジックアワー」ほか多数出演するなど、得難い名脇役俳優の一人だ。
 
★★
 (いまひとつ、盛り上がりに欠け・・・)


追加:この時点では、まだ吉高由里子の魅力は発揮されていなかったようだ。
 「婚前特急」「横道世之介」などが代表作か。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。