「恋するレシピ〜理想のオトコの作り方〜」(原題:Failure to Launch)は、2006年に米国で製作されたロマンティック・コメディ映画。意外だが、日本では劇場未公開(ビデオ販売のみ)。
それにしても、このタイトルがまぎらわしい。
35歳の独身男・トリップ(マシュー・マコノヒー)は、未だに親離れができていない。両親と同居して気楽に暮らしていたのだが、両親は、心配で心配で、カウンセラーのポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)に息子の自立を依頼するのだが・・・。
ポーラは過去に多くの親離れできていない男を自立させてきたスペシャリスト。
そんなポーラが行ってきた方法とはいったい・・・。
それは、対象の男性を自分の魅力の虜にして、自ら家を出たいと思わせるように仕向けることだった。あくまで仕事として男性に接してきたポーラは、対象者に特別な感情を抱いたことなど、今まで一切ないのだった。しかし、トリップはこれまでの男性とは違っていたため、次第にポーラはトリップに惹かれて行ってしまう・・・。
この男、確かに変わっている(笑)。
ガールフレンドができ、家に連れてくるのだが、相手は、両親と同居しているとはつゆ知らず、ついてきて、まずびっくり。そして、相互に紹介するが、相手も、結婚した場合、親と同居も問題なく賛成と思っているというのが、大前提!
まったく親離れしていないかたくなな、がちがちダメダメ男のものだから、両親は1階に、自分たちは2階に・・・と決め込んでしまう。そんなことで、これまで、すべてがオジャンというわけ。
そこに今度は、ポーラが両親から頼まれたとは知らないトリップは、家に連れてきて
両親に紹介するというこれまでのパターン通りの展開。
母親役に、キャッシー・べイツ。
あのジャック・ニコルソンと共演の「アバウト・シュミット」では、なんと醜い?全裸で風呂のシーンがあり、「あっ」と言わせたが、父親(テリー・ブラッドショー)が、今度は、全裸で・・・(笑わせる)。お遊びが過ぎる(爆)。
ポーラとその女友達の会話が、ほかの人に聞かれてはまずいような女同士の大胆な会話。それを店員が、横で聞いている。二人の女性は、こんなところではなんだから、と出て行こうとすると、店員男、「ここで話を続けてもいい」と興味しんしんというのがおかしい(笑)。 このシーン→
タイトルほどには、魅力が感じられない映画だが、とぼけた味わいがあった。
気楽なラブ・コメもたまにはGood!
配役
トリップ:マシュー・マコノヒー
ポーラ:サラ・ジェシカ・パーカー
キット:ズーイー・デシャネル
エース:ジャスティン・バーサ
デモ:ブラッドレイ・クーパー
メリッサ:キャサリン・ウィニック
アル:テリー・ブラッドショウ
スー:キャシー・ベイツ
★★