fpdの映画スクラップ貼

「名作に進路を取れ!」…映画とその他諸々のブログです。

<span itemprop="headline">「相棒 劇場版II」(2010)</span>


「相棒-劇場版II 警視庁占拠!」予告編
 

 
相棒-劇場版II 警視庁占拠!」MOVIXさいたまで昨日見てきた。娯楽映画としては、王道で、面白い。
 
この映画は現在、すでに公開6週間で30億円のヒットを飛ばしており、まだ50億くらいまでは伸びそうだ。最近の邦画ではホームラン・ヒットとなっている。ただ、劇場内は平日でもあり、観客は占拠!していなかった(笑)。
 
「相棒」はテレビドラマとしてスタートして10周年を迎えたという。
放送されているのは知っていたが、2008年に「相棒 I 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」が公開されて見てからは、テレビシリーズも時々見ている。
 
映画の魅力は一言でいえば、かつての名探偵・ポワロかと思わせるような推理の達人、警察・特命係の杉下右京というキャラクターの魅力。これを演じる水谷豊の独特の話し方、明晰な推理力が大きな魅力だ。そのほか、警察関係者の個性的な面々も、キャラがあり面白い。
 
「相棒 II」では、映画は、何の脈絡もないような話が同時に進んでいき、観客は面食らうが、やがてそれらが結びついてくる・・・(ま、よくありそうな展開ではあるが)。
 

 
最初に大きな事件がドカンと起きる。
いったいどうなっているのか。
犯人の意図は何なのか。警察の捜査とともに、観客もだんだん意図がわかってくる
というわけ。しかし、「ゴールデンスランバー」もそうだったが、個人の怨恨などといった小さなことではなく、裏側に大きな黒幕がいて、(アッ驚く為五郎的)策略があるというのが面白いところ。
 

 
警察庁と警視庁の対立。
そもそも違いとは・・・。
 
警察庁は国の行政機関。これに対して警視庁(=東京都警察)及び各道府県警は、都道府県の行政機関。公安部は警視庁に属している。公安部は、テロ対策などを担当するが、日本にはテロは起こりにくいということから、公安の役割、存在感が薄れるのを恐れる公安の姿も描かれている。
 
昨日は、テレビでも「相棒」の新シリーズが放送されていたので、たまたま見たが、
映画版は、それなりに劇場で見ただけのことはある。迫力が違う。
 
杉下右京(水谷豊)の口癖・・・(なにか、突拍子もないことなどを耳にしたときに)
はいぃ?」'(しり上がりに言う)というのも面白い。すこしとぼけて「え、なんですかぁ~!?」ということなのだが。
 
コンビを組む神戸尊(及川光博は、若づくりだが40代か。ミッチーと呼ばれているらしい。右京の突飛とも思える行動・言動に、この及川が発する疑問は、観客目線で、物語上、欠かせない存在のようだ。右京といえば、いきなりロープで窓を下りたりり・・・意表を突く行動に出るが、それも、あとから納得できることばかり。鋭い洞察力の持ち主。

 
小西真奈美は、「のんちゃんのり弁」以来のファンで、東京ガスの「CM」のようなノリはないが、なかなかよかった。
 
貫禄ある岸部一徳演じる官房室長・・・。
 
驚きのラストシーン!
どうなったのか?
は・・・劇場でって、fpdは宣伝マンか。
 
「相棒 III」は・・・いかに。
ラストシーンは、一時口が滑りましたが、聞いた人は聞かなかったことに(爆)。
 
☆☆☆