先週の「レッド・クリフ」(Part I)に続いて、地上波初登場の「レッド・クリフ Part II -未来への最終決戦-」を見た。ジョン・ウー監督、俳優・スタッフはもちろん同じ。
三国志について、その一部でも映像を通じてその一端をうかがい知ることができるという意味では、一見の価値はあった。2時間余りの映画だが、映像、アクションの面でもあきさせない。音楽もいい。
舞台は、西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。
孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある行動に出る・・・。
周瑜は、軍勢では劣勢であったが「集中力があれば、小石でも大軍を倒せる」との信念で、駒を進める。盟友となった孔明の的確で沈着な判断が大きな助けとなる。
曹操軍と戦うには、兵法となる弓矢の数が絶対的に不足する中、孔明は、3日間あれば、10万本の弓矢を調達できると宣言するが、その秘策とは・・・。
「天候を制すれば、戦いを制する」など、風の向きを読むなどの戦術が左右することなどが、描かれる。
リン・チーリンなど、アジアのスター俳優が堂々としていて、見ごたえがあった。
リン・チーリン
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