カナダ出身の俳優で、コメディ映画「フライング・ハイ」(原題:Airplane!, 1980)「裸の銃を持つ男」(1980)などで知られるレスリー・ニールセンが、亡くなった。83歳だった。
「フライング・ハイ」は、おふざけドタバタコメディで面白かった。飛行機の搭乗客の1人である「ルーマック医師」役として、ストーリー半ばから出演。冷静な表情でナンセンスなジョークを言ったり、とんちんかんな勘違いをして顔色を変えるといったコメディ・シーンを、見事演じていた。
コメディ作品では、一見銀髪の渋い紳士だが、やることなすことヘマばかりという役どころが定番。ドジを踏むときの表情がなんとも言えずおかしい。ニールセンの周りで大騒動が起きているのに、彼1人だけくつろいだ面持ちで飲食していたり、トボケた味わいがあった。
日本では「裸の銃を持つ男」のイメージがあまりに強烈だったため、以降に日本で公開されたニールセン出演作品の多くに「裸の・・・・・」「・・・・・を持つ男」という邦題がつけられるようになった。同じ銀髪コメディ俳優では、スティーブ・マーティンと間違えやすい(fpdだけか?爆)。
「ポセイドン・アドベンチャー」(1972)にも出演していたが気がつかなかった(泣)。
主な出演映画:
放浪の王者(1956、デビュー作)
シティ・オン・ファイア(1980)
鉄の顔を持つ男(1993)
スパイ・ハード(1996)
裸の銃を持つ逃亡者(1998)
最終'絶叫'計画(2003)
ご冥福を祈ります。